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2020年1月31日 (金)

戸田のオリンピック通り

埼玉県戸田市と東京都板橋区を結ぶ「戸田橋」に行くつもりで、JR京浜東北線の川口駅から歩きはじめた。 かなり強い風が吹きまくり、砂ぼこりで視界がボケる、頭もそろそろ惚ける頃。 戸田橋へ向かう途中であきらめ、埼京線の戸田公園駅までの散歩とした。 1万3千歩




●タワマンの街! ・・・・・・JR京浜東北線の「川口駅」は、これまで散歩で度々下車した駅だ。 いつも利用するのは、錫杖寺・川口神社などの名所がある東口であるが、今日は、戸田橋を渡るつもりで西口に出た。、、、、西口駅前には、緑豊かなロータリーがあり、駅出口はペデストリアンデッキの上へ出る。 眼前には、鋳物工場跡地が変身したのか高層マンションが立ち並び、「キューポラの街」のイメージはない。

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・・・・・・・・・・・・川口駅西口にはかつて通産省の公害資源研究所があった。 昭和55年(1980)に筑波に移転して跡地は高層住宅が立ち並んでいる。 その研究所があった証しとしてモニュメントが駅前の川口西公園の陸橋下に残されている。 駅へ急ぐサラリーマンが無関心にその前を通り過ぎる、チョイト寂しい光景!、、、、この地の元々は、大正9年(1920)に建てられた「燃料研究所」でモダンな建物だったそうだ。 日劇、銀座和光、東京国立博物館本館を設計した渡辺仁がデザインした建物。 戦後、研究所は「資源技術試験所」となり、昭和45年(1970)には「公害資源研究所」と改称し、さらにその後、筑波に移転した。、、、、モニュメントに描かれた建物をみると、残しておいて欲しかったね!

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●歴史の少ない、三寺! ・・・・・・駅前のバス通りを道なりに西へ向かう。 途中、道沿いの3寺にお立ち寄り、これが“本堂の瓦見えるが、山門見えず”で、チョイト脇道に入らないと行けないなど、余分な時間をとらされた!

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・・・・・・・・・・・・まずは妙仙寺(川口市川口6)、、、、日蓮宗寺院の遠光山妙仙寺は、日蓮上人に深く帰依していた伊藤仙太郎翁が、寺院建立を発願し当地造成を開始したものの半ばにして逝去、子息一同がその願いを継承して昭和13年(1938)に本堂竣工、昭和44年(1969)の伊藤仙太郎翁の命日に大本山本門寺貫主日慎大導師を迎えて開堂、新曽妙顕寺の山内にあった了源院を移す形で一寺としたそうだ。、、、、つまり、昭和に起こされた新しい寺院だった、一見、歴史ありそうな寺院だったが!  

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・・・・・・・・・・・・次は、真言宗智山派寺院で、珍珠山多門寺吉祥院(川口市南町2)、、、、吉祥院は、文明7年(1475)に開山した。 山門を入ると正面にそびえ立つ荘厳な本堂に圧倒される。 この二階建ての本堂は昭和46年(1971)の建立。 本堂2階には正面奥に本尊毘沙門天が安置されているそうだ。 1階は不動明王を祀った大広間などがあるらしい。 ちょいと、建築費がいくら掛かったのか知りたくなった。、、、、境内には板碑がほぼ完全なかたちで残されています。いちばん大きいものは、弘安9年(1286)につくられた阿弥陀如来の種字を刻んだものなど、貴重なものがある。

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・・・・・・・・・・・・次は、川口市宮町の日蓮宗寺院の本覚寺。 光輝山と号す。 本覚寺は、日現(大永6年(1526)寂)が開山。、、、、手を合わせてきたが、特筆すべき物なし。 風が強く、雲も吹っ飛び、青空が綺麗に写っている!

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●埼玉にオリンピック? ・・・・・・・・・・・・・菖蒲川を越えて、川口市から戸田市に入ると、「オリンピック通り」と記した標識が立っている。 『ありゃ?なんじゃこりゃ、早々とパクられたか』、、、、この「オリンピック通り」は 昭和39年(1964)の東京オリンピック漕艇競技場(現:戸田漕艇場)までの交通のために整備された道路であった。 ナント、50年前のオリンピック通り。、、、、この辺りで、強い風に負け、戸田橋はあきらめ、駅に向かうことにした。

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●35年前に開業! ・・・・・・・・昭和60年(1985)9月30日、まだ日本国有鉄道(国鉄)と称していた時代に開業した戸田公園駅。 JRとなるのは、2年後の昭和62年(1987)4月1日。、、、、島式ホーム1面2線とその外側に2線の通過線を有する高架駅である。 駅舎はモダンで、高架下店舗もオシャレで、キレイだ!

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