押上線立体化事業
新型コロナウィルスを避けて、人気の少ないところを歩く。 京成押上線四ツ木駅で降り、四ツ木~青砥間の連続立体化事業の進捗状況をみてきた。 青砥駅まで1万歩の散歩です。
●工事概要は ・・・・・・・京成押上線は成田空港~都心~羽田空港を結ぶ重要な大動脈の一部である。 しかし、自動車交通量の増加と鉄道ダイヤの過密化に伴い『開かずの踏切』も多くなり、朝夕の通勤時間帯を中心に交通渋滞が発生している。 そこで、平成15年(2003)に連続立体交差事業がスタートした。 この事業が完成すると、合計11カ所の踏切が無くなり、踏切による交通渋滞が解消さる。 また、鉄道の高架化によって生まれる高架下空間の有効活用が図られるほか、線路で分断されていたまちが一体化され、周辺地区のまちづくりの大きな進展につながることが期待される。、、、、事業の概要は、京成電鉄押上線(四ツ木駅~青砥駅間)の11カ所の踏切を立体化する。 工事区間の延長は、約2.6km。 京成立石駅(ホーム延長約153m(8両編成) 、ホーム幅員約6.5m)は高架駅となる。 京成押上線に関連する街路の側道を整備する。、、、、工事は4工区分割で着工。 それぞれ2~3社で構成するJVに工事を発注。 第1工区(四ツ木駅側の取り付け部~平和橋通り)を戸田建設・安藤ハザマJV、第2工区(平和橋通り~京成立石駅の西側)を鹿島・京成建設JV、第3工区(京成立石駅部)を大成建設・奥村組・鉄建JV、第4工区(京成立石駅の東側~青砥駅側の取り付け部)を京成建設・錢高組JVがそれぞれ担当する。 計画では、主に現在の線路の北側に仮線路の敷設用地を確保し、仮線路にいったん切り替えてから高架橋の建設工事に着手。
・・・・・・・・・・・・サッカー漫画『キャプテン翼』にラッピングされた四ツ木駅。、、、、四ツ木駅そのものは工事対象外だが、駅前は仮囲いが組まれている。 今日は土曜日で、工事は休みのようだ。 隙間から現場を覗いている変な親爺、他人が見たら工事現場のドロボウか?



・・・・・・・・・・・・四ツ木駅側の取り付け部。 仮線路(仮下り線)が見えるが、レールはまだ敷いていない。


・・・・・・・・・・・・線路沿いの小さな公園(葛飾区四つ木1-37)には踏切が置かれていた。 高架化により踏切がなくなることを惜しみ、早々と設置したのかな? カンカンと鳴る音が聞こえなくなると寂しいね!
・・・・・・・・・・・・四つ木1丁目付近では、仮線路にレールが敷設されていた。 地上を走るのも、あと数年!



・・・・・・・・・・・・平和橋通り(都道308号)の踏切。 四ツ木駅側取り付け部からここまでが第1工区(戸田建設・安藤ハザマJV)。 これより立石駅手前までは第2工区(鹿島・京成建設JV)。

・・・・・・・・・・・・踏切の脇にあった電柱。、、、、ここでは荒川が氾濫すると電柱上部の赤いテープの高さ(約4m)まで浸水するそうだ。 高架橋はそれ以上の高さになるので、荒川が氾濫しても線路の水没は免れる。 さてさて、その時、電車は運転されるのか(?) きっと、あってほしくない事態となるね。

・・・・・・・・・・・・第2工区は小さな踏切が多い。 お巡りさんも自転車で横断。 工区は立石駅手前までである。







・・・・・・・・・・・・第3工区(大成建設・奥村組・鉄建JV )は立石駅部。 駅そのものの取り壊しなどは始まっておらず、只今、駅北側の既存建物の撤去・整地が行われている。 この後、下り線の仮ホームが整備され、線路の切り替え後、高架駅の建設と先は長い!、、、、立石駅の北側・南側とも高架化に合わせ、再開発事業が進められている。 今は、駅からチョイト外れているが、葛飾区庁舎もここ立石駅前に移転することになっている。 大きく変貌する立石駅に地元の期待が大きい。