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2020年8月31日 (月)

団地が甦るか?

今日の散歩は、JR京浜東北線赤羽駅から、駅の西側の丘に広がるUR都市機構のヌーヴェル赤羽台団地(旧住宅公団の赤羽台団地)を抜けて、都営住宅桐ヶ丘団地を見てきた。

 

 

● 朝の赤羽駅、京浜東北線ホームは上下線とも思ったほど混んではいなかった。 向かいの上野東京ラインのホームは整列乗車する人・人・人。 どちらも都心に向かうのだが、京浜東北線で通う人は時間に余裕があるのか“のんびり・ゆったり”、上野東京ラインで通う人は寝坊したのか時間に焦りを感じる。

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・・・・・・・・・・・・朝の赤羽駅は、川口・高島平方面からバスで来る人もかなり多く、バス停には絶えることなくバスが到着している。 一日に約20万人が乗り降りする大きな駅だ!

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● 駅からヌーヴェル赤羽台団地(かつて住宅公団赤羽台団地)へ向かう途中、「亀ヶ池弁財天」に立ち寄った。 赤羽台団地のある高台の下の住宅地の一角にある小さな弁天さま。、、、、昔、赤羽駅の西口一帯に大きな池があり、亀ヶ池と呼ばれていた。 この池は稲付城(今の静勝寺西側の、天然の防御であった。 昼なお薄暗く、一角のほこらには無数の亀がすんでいました。 特に大亀は甲の周囲8.9尺もあり、 小さな子供はその上に乗って戯れたが、大人が行けば隠れてけっして出てこなかったといわれている。 現在の亀ヶ池弁財天の池はその亀ヶ池の名残りといわれ、中の島に祀られている祠はかつて亀ヶ池の一角にあった物で、中には弁天像が納められている。 現在の池には亀がイッパイ、鯉は皆無。 この弁財天では願いが叶ったらお礼の印に細い絵馬型の御札をかけることになっているそうだ。
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● 亀ヶ池弁財天の裏から坂を上ると、UR都市機構のヌーヴェル赤羽台団地がある。 ここは、住棟の老朽化が進んだ赤羽台団地の建て替え事業として、平成18年(2006)から順次建て替えが進んでいる。 総戸数1400戸程の町並みはほぼ整備されたが、現在も工事は行われている。、、、、従来の公団の団地とは違い、高層マンションのようなモダンで、スッキリした外観となっている。 数年前にはグッドデザイン賞を受賞したそうだ。

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・・・・・・・・・・・・団地の一画に、ここの敷地が明治時代の陸軍被服本廠の跡地であったことを標し、掘り出されたレンガでベンチの基礎を作り再利用している。

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● ヌーヴェル赤羽台の西側に、「赤羽緑道公園」がある。 この公園は、陸軍兵器補給廠や陸軍被服本廠等かつての軍事施設における物資輸送のために、JR赤羽駅付近から敷かれた軍用鉄道「東京陸軍兵器補給廠専用線」の線路跡に造られた公園だ。 緑道の道には、線路をイメージしたタイルが敷かれている。 終戦まで、陸軍の兵器や物資を満載した貨物列車がこの緑道公園を行き来していた。、、、、できれば、当時のように鉄道を復活してもらいたいね!

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桐ヶ丘団地は公団赤羽台団地の西側に造られたマンモス団地。 大きく、「桐ヶ丘一丁目アパート」(建設年度:1998~2009 総戸数:1941戸 約40棟)と「桐ヶ丘アパート」(建設年度:1959~1975 総戸数:2169戸 約140棟)で構成される。、、、、現在、都ではこの団地の建て替え計画を推進中で、アチラコチラに雑草が生えた更地があり、その先には建て替えられた高層住宅が見える。 また公園は荒れ放題、これまでの古い建物はボロボロ、そのボロボロを取り壊す重機、商店街は客も少なくシャッターは下りたまま。 団地が甦るまでの過渡期の混乱状態か? 我慢しよう!

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・・・・・・・・・・・・桐ヶ丘アパートの南側に、道路を挟み「都営赤羽西5丁目アパート」がある。 このアパートの向かいには、桐ヶ丘団地のショッピングセンター「桐ヶ丘中央商店街」があるのだが・・・・・

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・・・・・・・・・・・「桐ヶ丘中央商店街」、名はカッコイイが、実態はシャッター商店街か? 昭和30年代、団地建設当時のままの姿で残っている、化石のような商店街。 営業してる店舗もあり、“廃墟ではない”


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・・・・・・・・・・・「桐ヶ丘中央商店街」を俯瞰する。 背後の高層住宅は、建て替えられた桐ヶ丘団地の住居棟。

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・・・・・・・・・・・・商店街に隣接する「桐ヶ丘郷小学校」は、生徒数500名弱。 少子化により、平成14年(2002)に桐ヶ丘の2校が合併し誕生した小学校。 生徒数が減らないといいのだが、無理かな?

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・・・・・・・・・・・・中央公園は、暑さのせいか?、コロナのせいか?、手入れの悪さのせいか? 遊ぶ子はいない! 雑草は生え放題!、、、、公園の向こうに、給水塔と建て替えられた59号棟が見える。

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・・・・・・・・・・・「桐ヶ丘アパート」の公園でも雑草が元気に成長している。 脇の公衆便所ではコンクリート屋根の上で、雑草が伸び伸びと成長していた!

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・・・・・・・・・・・「桐ヶ丘アパート」も、昭和30年・40年代の棟が並び、老朽化が目立つ!  

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・・・・・・・・・・・・広い団地のあちら・こちらで建て替えが進められているが、広すぎて工事現場は目立たない!、、、、ところで、「桐ヶ丘団地」の整備計画は何時完了するのか? まだまだ時間がかかりそうだ!、、、、整備され、元気になった団地を早く見たいものだ!

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