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2020年9月27日 (日)

あわて者のドジ!

何処に行くか、行き先のあてもなく家を出た。 とりえず、新小岩に行こう! 新小岩駅周辺には南北合わせて13番乗り場までのバス停がある。 出発しそうなバスに、適当に乗れば、適当な方向に走り、適当な処で降りれば、あとは適当に散歩すればよい。、、、、と、適当に考えた。 私の頭の中では、新小岩駅のバス乗り場は北口脇と南口前にあり、北口からは亀有・綾瀬・金町など常磐線沿線の駅に向かうバス路線が、南口前からは船堀・篠崎・一之江など新宿線沿線の駅と葛西・臨海部に向かうバス路線が、それぞれ多いと記憶していた。 新小岩からバスに乗るのだから、『南の方に行ってみよう!』と南口に出た。

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『オォ~、3台が停まってる、一番早く出発しそうなのに乗ろう!』と、写真を撮りながら、行き先を確認しないまま出発寸前のバスに飛び乗ってしまった。 シマッター!

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バスは私が乗ると即発車。 乗って気付いた、『アァ、何てドジなんだ、このバス、北の常磐線沿線に向かう、最悪の亀有行きだ!』 亀有方面に行くなら、わざわざ新小岩に来なくとも、浅草橋から京成押上線で青砥・高砂に出ればもっと早く行けたのに、あわて者のドジ!、、、、『運転手さん、降ろしてくれ!』と車中で叫ぶのは恥ずかしい、紳士のプライドも許さずジッと我慢。

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こうなりゃ、どこで降りようか?、、、、バスは、奥戸街道を走り、青砥駅付近を抜け、国道6号(水戸街道)を越えた。 『よし、ここらで降りよう!』とボタンを押した。 停車したのは「亀青小学校」バス停、何もなかった風を装い下車。 今日の散歩は、ここからスタート。

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● 亀青小学校バス停は環七通りにある。 広い大通りを歩いても面白くない! 亀有2丁目の裏道を歩くことにした。

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・・・・・・・・・・・・緑に囲まれ主屋が見えない住宅もある

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・・・・・・・・・・・・「亀有さくら通り」に出た。 環七通りから西へ、亀有2丁目・1丁目と貫く、ソメイヨシノ150本程が植えられた通り。 住宅街の中の通りで、平日は静かで人通りも少なく、桜の季節には、ゆっくりと花見ができるそうだ。

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・・・・・・・・・・・・病院・都営住宅もある。 必要な人には、近くに寺も教会もある。 墓はあったかな?

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● 道の中央部に曳舟川親水公園が造られている、曳舟川跡に出た。 近くのパチンコ屋の脇には、小規模なサルスベリの並木道もある。 この付近は親水公園、並木道など、歩く人の心を和ませる緑も多い。

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● 西亀有1丁目に葛飾区立の上千葉砂原公園がある。 ここには、ヤギ、ウサギ、ポニーなどに触れられる「ふれあい動物広場」と、D51が保存されている「交通公園」がある。 コロナ禍で遠出も難しい親子連れが、早朝から開園を目指してやって来る。

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● 上千葉公園から西へ、かつての農業用排水路を整備し散策道とした「西亀有せせらぎ公園」が伸びている。 公園は西の中道公園までつながり、途中でT字型に北の藤塚西・東公園にも伸びている。 この西亀有せせらぎ公園の面積は8,500㎡あり、水の流れの総延長は約400m、植林面積は5,000㎡あります。 幅約2mの人工水路の流れは園内4ヶ所設けた地下貯水槽に水を溜め、ポンプによって循環させているそうだ。 しかし今日見る限り、“せせらぎ”は区の予算不足か、水は流れていなかった!

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● 堀切7丁目・6丁目・5丁目と、通り抜け、堀切菖蒲園駅へ向かう

・・・・・・・・・・・・鈴懸の径を通り九品寺前に出る、、、、九品寺は真言宗豊山派の寺で、付近の普賢寺とともに区内有数の古刹。 寺伝によると、建久4年(1192)に創立された。 その後、一時荒廃し、また享和2年(1802)および明治元年の火災と幾たびかの水害により、寺宝・記録は散失した。 現在の本堂は昭和35年(1960)の改築である。、、、、鈴懸の径は、九品寺が作詞家佐伯孝夫の菩提寺であることから、名付けられたのだろう。 歌のモデルの鈴懸の径は、この歌を歌った灰田勝彦の母校立教大学内(豊島区)にある。


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・・・・・・・・・・・・九品寺の南(堀切5)に堀切氷川神社がある。 堀切氷川神社は、天正年間(1573~1591)旧下千葉村の鎮守として創建した。 境内社の八王子神社は、治承2年(1178)に創建した古社で、江戸時代に5石の朱印地を与えられていた。
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・・・・・・・・・・・・氷川神社の西に、真言宗豊山派の正王寺がある。 正王寺は、治承2年(1178)八王子社(現堀切氷川神社の境内社)の別当として創建された。 朱塗りの山門が特徴的な寺。 境内は緑に囲まれて落ち着いた雰囲気で、墓地は庭園風の植栽の中にあり、気持ちよくお参りできる。


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堀切菖蒲園駅に到着。 ここから、青砥乗換で押上・浅草橋(我が家)へ帰る。

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