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2021年5月29日 (土)

23区内最小の客数

予約しました 待つ日が長い 早く刺してよ 長い針、、、、まだワクチン接種していないので、不要不急の外出避けて、チョイト内緒で散歩する。

土曜の今日は電車もすいてるので、都営浅草線宝町駅から八丁堀、中央大橋(隅田川)、佃島、相生橋(隅田川)、東京海洋大学をとおり、JR京葉線越中島駅まで歩いてきた。 1万1千歩




● 前は東銀座、後ろは日本橋、中に挟まる「宝町駅」。 オフィス街の駅だが、今日は土曜日で、さらに在宅勤務もあり、乗降する人は少ない。、、、、改札から地上に出るまで、100段くらいありそうな真直ぐな階段を上る、息はゼイゼイ、辛い!!

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鍛冶橋通りを八丁堀へ向かう。

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・・・・・・・・・・・・頭上にも足下にも首都高、首都高に上下を挟まれた「弾正橋(だんじょう ばし)」。、、、、橋名の由来は、ここに江戸町奉行:島田弾正の屋敷があったことによる。、、、、明治時代まで、弾正橋は木橋であった。 明治11年(1878)、弾正橋は鉄橋に架け替えられることになった。 それが、我が国初の国産鉄骨橋梁で、当時の工部省赤羽製作所が製作した、全長 15.2m、全幅 3.0m の小さなトラス鉄橋であった。 しかし、これが日本の近代工業化の始まりを告げる橋となった。 その鉄橋は、深川富岡八幡宮の東側の遊歩道に、八幡橋と名を変え現存する。、、、、現在の弾正橋は、大正15年(1926)に鍛冶橋通りの拡幅開通に伴って架設された。

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・・・・・・・・・・・・中央区八丁堀の桜橋交差点角に立つビル(現在は小諸そば店)。 昭和5年(1930)の建築。 さりげなく静かに残っているという感じのシンプルなビル。 戦前は「櫻橋ビル」、戦後は「石井電気店」であった。

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・・・・・・・・・・・・こちらは、八丁堀3丁目に残る関東大震災の復興小学校である「旧東京市京華尋常小学校」。(ちなみに、雅万歩が卒業した「京華中学・高等学校」(文京区)とは無縁)、、、、曲面構造が印象的な建物で、昭和4年(1929)完成、設計は東京市、施工は銭高組。 現在は、「京華スクエア」として、早稲田大学の社会人学校になっている。、、、、捕物帖に登場する八丁堀の与力・同心が住んでいたのはこのあたりである。

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● 地名となった「八丁堀」は何処にある?、、、、残念ながら、昭和の時代(60年頃)に八丁堀と称していた桜川が全て埋め立てられ、その堀跡の一部は「桜川公園」となった。 公園に立つと、若干、周囲の道路面より低く、『ここに堀があったのだ!』と偲ばれる。

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・・・・・・・・・・・・桜川公園の片隅に「入一観音菩薩・入一地蔵菩薩」がある、、、、“入一”とは、現地名の“入船一丁目”の略であろう。 三体の内のどれかは不明だが、この内の一体は、ここにあった桜川を埋め立てた際に、廃仏毀釈で川に投げ込まれたものらしい。 その川底から出土した石仏だ。 現在管理は町内会で行っているそうだ。

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● 「南高橋」で亀島川を越え、西へ向かうと「中央大橋」を渡り、隅田川を越えて佃島に入る。

・・・・・・・・・・・・南高橋、、、、明治37年(1904)に架けられた旧両国橋の中央径間を転用した橋。 土木学会選奨の土木遺産。

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・・・・・・・・・・・・中央大橋は、平成5年(1993)8月26日(レインボーブリッジと同じ日)に竣工した、橋長 210.7m、幅員 25.0mの二径間連続鋼斜張橋。 設計はフランスの会社で、デザインには日本の「兜」を意識した特徴的な意匠が施されている。 橋桁製作は石川島播磨重工業横浜工場。、、、、白い主塔のデザイン、シンプルで良いね!

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佃島では、島の東側に並ぶタワーマンションの下を歩き、「相生橋」で隅田川を渡り、越中島に向かう。

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・・・・・・・・・・・・相生橋、、、、、中央区佃と江東区越中島を結ぶ相生橋(あいおいばし)は、明治36年(1903)に架けられた。 大正8年、大正12年、大正15年と連続的に改修された。 しかし、その後の老朽化により、平成10年(1998)に現在の橋長 149.1m、幅員 22.0m、3径間鋼トラス桁橋の相生橋に架け替えられた。、、、、武骨なトラスで、一見して頑丈そうな橋である。

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・・・・・・・・・・・・相生橋を渡り、「東京海洋大学 越中島キャンパス」(旧東京商船大学)の前に出るが、コロナ禍によりよそ者の構内立入禁止! 残念だが、正門前を素通り。

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● 東京海洋大学越中島キャンパスを真中で二分割するように「越中島通り」があり、その地下にJR京葉線の「越中島駅」がある。、、、、ホームは島式1面2線構造で、地下2階にある。 改札口は1ヶ所のみで地下1階にある。 3ヶ所の出口はいずれも、大学キャンパスの前であり、なんとなく大学専用の駅という雰囲気だ!、、、、駅周辺には大学以外は目立った施設もなく、さらに近くには便利な門前仲町駅・月島駅・豊洲駅があるため、東京海洋大学専用駅で『お客様の大半は学生』と思える。 令和元年(2019)度の1日平均乗車人員は5,910人である。 東京23区のJR駅の中では最も利用客数が少ない駅である。 もちろん、駅には売店なし!(自販機はあった!) 

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