明治神宮
JR渋谷駅から、国立代々木競技場、明治神宮に寄って、小田急線参宮橋駅までの、1万2千歩の散歩です。
● 明治18年(1885)3月1日、日本鉄道の赤羽~品川間の開通と同時に「渋谷駅」が開業し、明治39年(1906)に国有化された。 その後、渋谷駅には、明治40年(1907)に玉川電気鉄道玉川線(後の東急玉川線)が開業、明治44年(1911)には東京市電(後の東京都電)が開通、昭和2年(1927)に東京横浜電鉄(現:東急)東横線が開業、昭和8年(1933)には帝都電鉄渋谷線(現:京王井の頭線)が開業、昭和13年(1938)には東京高速鉄道(現:東京メトロ銀座線)が開業した。 戦前までに、山手線の外から渋谷に乗り入れる路線の大部分が開通したことになる。 戦後になると、東京メトロの半蔵門線、副都心線の乗り入れ、JRでは埼京線、湘南新宿ラインの乗り入れなどが続いた。 いつの間にか、渋谷駅は地上も地下も電車が走り、東西南北の各方面と結ばれている。 駅の動線は複雑怪奇?、、、、そこで、只今渋谷駅の大改造が進められている。 鉄道各社の、線路もホームも駅ビルも、すべて見直しだ!、、、、先日は、10月22日終電後から10月25日初電にかけて実施された線路切替工事では、山手線内回りホームの線路を東側に横移動させた上で、同ホームの拡幅が大規模に行われた。 ホームの隣りでは東横デパートの取り壊しも行われており、まだまだ渋谷駅の改良工事は続く。
・・・・・・・・・・・・渋谷駅北口の駅前広場の「忠犬ハチ公像」も、駅周辺の再開発工事で移動するらしい(?) いつ、どこに、私は知らん!、、、、渋谷のこの場所に佇むハチ公像に思い出がある人も多いはず。 デートで待ち合わせしたあの若い頃思い出。 今のうちにもう一度、ハチ公に御対面して記憶を懐かしんでみてはいかが。
・・・・・・・・・・・・朝7時、気温3.5度、まだ薄暗い、駅前の「スクランブル交差点」に人は少ない!、、、、なにせ、寒い!
● 「公園通り」をNHKの方に向かう、、、、店は閉まり、人影ちらほら、静かな通りだ!
・・・・・・・・・・・・公園通りに中程に「日本キリスト教団 東京山手教会」がある。、、、、この建物は、私が建築科の学生だった、昭和41年(1966)に建てられた。 当時は正面外壁の十字架がある台形の面は青い色で塗られ、ひときわ目立つモダンな教会であった。 懐かしい思いである建物だ。、、、、周囲のより大きなモダンな建物に圧倒され埋没したようだ!
・・・・・・・・・・・・公園通りの緩やかな坂を上がると、NHK放送センターの手前に「渋谷公会堂」がある。 渋谷公会堂は、平成27年(2015)から建替工事を行い、令和元年(2018)5月竣工、同年10月に開設した。 また、ネーミングライツ(命名権)を導入し、LINEが年額1億2000万円を渋谷区に支払い、通称名を「LINE CUBE SHIBUYA」とした。、、、、明るい印象を与える建物
・・・・・・・・・・・・「NHK放送センター」は建て替え工事が始まり、仮囲いの中に消えた!、、、、代々木競技場から眺める
・・・・・・・・・・・・新しい「NHK放送センター」は、地上17階、地下2階、高さ88.00m(最高91.00m)、延べ面積272,118㎡の新施設で、設計・施工は竹中工務店・久米設計設計施工共同企業体が担当する。 昨年(2020)9月に解体工事に着手し、本年(2021)5月に着工し、15年後の2036年12月に全体が完成する予定らしい。 私は天国で完成を祝うことにする。
● 公園通りが行き着く先は、「国立代々木競技場」、、、、主塔が2本の第一競技場と1本の第二競技場がある。 どちらも、丹下健三の設計に寄り、昭和39年(1964)の東京オリンピックで建てられた。
● 原宿駅前に出た、チョイト、「原宿駅」を見ていこう!、、、、年始のみ使用している臨時ホームを新宿・池袋方面行き外回り専用ホームとし、これまでの島式ホームは内回り渋谷・品川方面行き専用ホームにした。 さらに、旧駅舎はいったん取り壊し、新駅舎に建て替え、エレベーターとエスカレーターの増設、トイレや表参道改札口と通路の拡張などが行われた。、、、、一番気になる、大正13年(1924)に建てられた旧駅舎の運命は?、、、、旧駅舎は、新駅舎北側(これまで建っていた処)に、デザインを踏襲し、防火基準に即した建材で再建される予定。
● 初詣にはチョイト早いが、「明治神宮」に参拝、、、、今日は原宿駅側の南参道を歩き拝殿へ、拝礼を済ませた後は神社の北側にある「宝物殿」(国指定重要文化財)をとおり、西参道から参宮橋駅に向かった。、、、、宝物殿は休館中で入れない!
● 明治神宮の森を出ると小田急線の「参宮橋駅」は近い、、、、参宮橋駅の歴史は、大正4年(1915)の内務省告示に始まる。 告示では、代々木練兵場に隣接した南豊島御料地を境内地として明治神宫の造営が決まり、大正9年(1920)に鎮座祭が挙行された。 明治神宫造営中の大正8年(1919)に、西参道に近い京王線の代々木駅が神宮裏駅、改正橋駅が初台駅と改称された。 その後、昭和14年(1939)に神宮裏駅は西參道駅と改称される。 この間、小田原急行鉄道小田原線が代々木練兵場の脇を通ることになり、大正15年(1926)に西参道の跨線橋として「参宮橋」が架けられた。 そして昭和2年(1927)4月1日に參宮橋駅が開業した。
・・・・・・・・・・・・跨線橋「参宮橋」、、、、下を走るは小田急線
・・・・・・・・・・・・参宮橋から見る「参宮橋駅」ホーム
・・・・・・・・・・・・参宮橋駅は相対式ホーム2面2線の地上駅。 改札は2番ホームに直結した場所にある西口と、跨線橋上にある東口(ICカード専用)の2か所ある。、、、、3年程前に駅改良工事が行われ、木調の駅となった。 木の香は漂わず、チョイト残念!
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