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2022年6月16日 (木)

がんかけ地蔵尊

西武新宿線の沼袋駅から、今日の散歩はスタート。 駅の西にある清谷寺に行ってみたが、境内に幼稚園があり通園時間にぶつかり、チョイト御遠慮した。 そのまま西に向かって歩きJR中央線荻窪駅まで、1万3千歩、7㎞の散歩となった。



● 「沼袋駅」は仮設ホームに下りたつ、ホーム下の地下18mでは地下駅を建設中。 地下の工事現場を覗いてみたいが無理!

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● 出がけに調べてみたら、駅近くの清谷寺には室町時代の銘の板碑があるそうだ。 『沼袋に行ったら 見てみよう!』と、期待しやってきた。

・・・・・・・・・・・・沼袋駅前、線路沿いにの細い道を歩く。 電柱には、『・・・・軽自動車以外と通り抜けできません』と表示されてる。

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・・・・・・・・・・・・駅からクネクネ折れて徒歩15分、真言宗豊山派寺院の「清谷寺」(中野区沼袋3)がある。 清谷寺の創建年代は不詳。 ただ応永6年(1399)の銘が入った板碑があることから、室町時代前期には既に存在していたものと推測されている。、、、、半分閉じられた門の前に立つと、本堂前から中年女性がこちらを見ている。 本堂脇には幼稚園があり、本堂前には遊具がある。 『ありゃ・こりゃ、幼稚園併設の寺だ!』 ちょうど数人の園児が母親と通園してきた。 『ヤバイ! 不審人物と思われているかも? ダメだ、今日は諦めよう』 境内に入ることもなく、逃げるように立ち去った(気が弱い男なの) 

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● 清谷寺から南西へ200m程、街角に佇む小さな地蔵尊がある。 バス通りの角地に「がんかけ地蔵尊」(中野区野方3)と染め抜いた赤い旗が立っている。 祠の中に地蔵尊庚申塔が、脇には二十三夜碑がたち、三点セットだ。 地蔵尊は延享元年(1744)銘、庚申塔は享保21年(1736)銘があり、二十三夜碑は昭和2年(1927)に建てられた。 庚申塔の台石には「右中村道 左さぎのみや道」と記され、道しるべの役もはたしている。、、、、がんかけ地蔵と言われると、私も願掛けしたくなり、賽銭10円、手を合わせて『宝くじ一等当選 よろしく!』

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● 環七通りと妙正寺川が交差する角地で「環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)工事」が行われてる。 工事は、地下32m~40m程の位置に、妙正寺川を起点として石神井川まで、杉並区・中野区・練馬区を横断するように、
環七通り・目白通りの地下に内径12.5m、総延長5.4㎞のトンネルを構築している。 既にできている妙正寺川・善福寺川・神田川を結ぶトンネルと、現在構築中の石神井川と白子川を結ぶトンネルとそれぞれ接続し、神田川・善福寺川・妙正寺川・石神井川・白子川の5河川を地下トンネルで結び、巨大なトンネル状の調節池を造るものだ。、、、、東京都では、台風や集中豪雨による水害から都民の生命と財産を守るため、河川の護岸や調節池などの整備による治水対策を進めている。 施工はスパーゼネコンを主体とした、大成・鹿島・大林・京急建設JV、、、、地上から地下の工事現場は覗けず、ここでも残念!

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● 西武新宿線野方駅から南へ約300m、妙正寺川の左岸(北岸)に、100世帯にも満たない小規模な公団住宅がある。 スターハウス2棟と中層フラット3棟から成る、静かな佇まいのUR都市機構の「野方
団地」、、、、ここに、都内最後となると思われるスターハウスがある。 スターハウスは上から見るとY字型で、突き出た各部分を一戸が占めており、全ての住戸が角部屋という贅沢なつくりになっています。このタイプにスターハウスと名付けたのは実に優れたネーミングで、高度成長期における先進的な住環境「団地」を象徴する存在でした。しかし、形状の特殊性や1棟当たりの戸数が少ないため(5階建てでも15戸)、コスト重視の観点から次第に建てられなくなり、スターハウスが現存する団地は少数となった。(赤羽台団地のスターハウスは国の登録有形文化財に指定されてる)、、、、階段室は三角形の螺旋階段で、チョイト目が回るかも?

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● 野方団地から西へ歩くと、中野区若宮2に民家の塀に挟まれて庚申塔がある。 「享保十乙巳年十月吉日」(1725)の銘がある
月日青面金剛二鶏邪鬼三猿の「庚申大神」、、、、扉は閉まっていますが、鍵がかかっていないので、賽銭盗まれないように注意注意。

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● 裏道をクネクネ、中野区若宮2と中野区白鷺1の境を流れる妙正寺川に架かる「下鷺橋」を渡る。 橋に特徴があるわけではない、どこにでもある小さな橋だ。、、、、この橋から妙正寺川を眺めたら、川の右岸(南岸)に「妙正寺川鷺宮調節池」の文字が見える。、、、、妙正寺川は沿線では過去に浸水を繰り返しており、浸水防止のため都が整備した調整地。 川の水位が上がると、窓のような処から調整池に水が流れ込む仕掛けとなっている。 調整池の上は運動場と公園になっている。

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● 妙正寺川鷺宮調節地から150m程西に行くと、テラスハウスの「鷺の宮住宅がある。、、、、テラスハウス(terraced house)とは、日本流にいえば、いわゆる長屋だが、各戸が土地に接しテラスを有してる。 モダンな低層集合住宅の一つ。、、、、建築史では貴重な住宅、大切にして、ぜひ保存を! 

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● 西武新宿線鷺ノ宮駅とJR中央線阿佐ヶ谷駅を結ぶバス通り「中杉通り」に出た。 この通りを南へ歩き「早稲田通り」を越えると、「日大二高通り」がある。 日大二高通りを西へ歩くと荻窪駅の北側、細い路地のような「教会通り」を歩けば荻窪駅だ!、、、、シャレたお店が点在する、杉並区らしい通り。 

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● チョイト歩き疲れたが、JR荻窪駅西口に到着。、、、、JR荻窪駅の西の端(立川寄り)では2本あるホームを跨線橋で結んでいる。 その跨線橋階段を上がった所に「西口」と呼ばれる改札口がある。 この跨線橋は「古レール」を活用した、チョイト古そうな構造である。 西口は荻窪駅の勝手口のようなものだ!、、、、荻窪駅から我が家のある浅草橋までは緩行列車で約40分、乗り換えなしの一本なので寝て帰る!

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