小槌と地蔵に願掛け
大江戸線の練馬春日町駅から、南に向かい西武新宿線の鷺ノ宮駅まで、1万1千歩の散歩。
● 浅草橋の我が家から、中央・総武線で東中野駅へ、そこで大江戸線に乗り換え「練馬春日町駅」まで、所要時間約50分、チョイト遠いね! 練馬春日町駅は都道443号と環八通りが交差する地点の真下にある、出口は環八通りを挟んで東西にある。 駅は平成3年(1991)12月10日の開業、約30年過ぎたが、目立った汚れも無く清潔そうな駅だ。、、、、今日は豊島園方向に歩こうと思い、東側の出口に出た。
● 「豊島園通り」を歩きはじめたが、すぐに気が変わり裏道を歩く。、、、、静かな住宅地をぬけ、気が付けば豊島園とは反対の方向に向かってた。 “豊島園”はアキラメタ!
・・・・・・・・・・ 練馬区高松1丁目の道角に「庚申塔」があった。 説明板には『高松の板碑型庚申塔 江戸時代の寛文三年(1663)に建てられた庚申塔で、区内では古いものです。青面金剛上部は山形、横から見ると船形状で、裏面は石を整形した鐫の痕がそのままになっています。正面中央に「みざる・言わざる・いわざる」の三猿浮き彫りされ、その上部には現在は風化して判読が難しいですが、「寛文三年」「十一月吉日」の年記が刻まれています。(以下省略) 』と書かれてた。、、、、なんとなく昔からここにあったと思われる情景。
・・・・・・・・・・ 「西田中橋」(平成9年(1997)完成)で石神井川を越える、、、、石神井川の水はきれいだが、護岸が高すぎる!
● 西田中橋の南西(貫井5)に「円光院」と云う寺があった。、、、、円光院は、南池山貫井寺といい、真言宗豊山派の寺で本尊は不動明王である。 昔、寺の南に大きな池があったので「南池山」と号し、土地の名が貫井であるので「貫井寺」と称した。、、、、堂宇は昭和20年の戦災で焼失しその後再建された。
・・・・・・・・・・ 本堂前に権現小槌観音様の化身とされる小槌の石像がある、、、、打ち出の小槌なら、願掛けて一言、『宝くじ、一等当選、よろしく!』
● 円光院から南へ約500m歩くと西武池袋線の「中村橋駅」がある。 中村橋駅は大正13年(1924)に開業。 平成7年(1997)に高架化工事が完了し、現在は高架駅となっている。
・・・・・・・・・・ 以前中村橋駅の街路灯の案内板にあった、平成9年(1997)まで使用されていた旧駅舎の写真
● 中村橋駅から南に西武新宿線の鷺ノ宮駅前へ伸びる「中杉通り」と呼ばれるバス通りを歩く。 商店街の延長のような通りであるが、バスの運行頻度は多く、引っ切り無しにバスと遭遇した。、、、、交通量も多そうだ、年寄りは事故に注意!
・・・・・・・・・・ 途中、中野区上鷺宮1の中杉通り「こぶし園入口」交差点の角に「子連れ願かけ地蔵」ある。 北向きに建っているので「北向地蔵」ともいわれ、大きい舟型地蔵尊は、高さ約1.5m で「正徳五乙未十月」(1715)と刻まれている。 小さい舟型地蔵尊は80㎝ほどの高さで、造立年は不明。 この2体の地蔵に祈願をする人は、白装束で夜中にお参りし、一心に祈願しながら子ども(小さい方)の地蔵を倒すのだそうだ。 そうすると親の地蔵は子どもを起こして貰いたいため、願い事を聞き届けてくれるという。 願い事が叶ったら、祈願した人は、自分が倒した地蔵を起こしに行く。 昭和30年(1955)まで、この奇妙な風習は続いたそうだ。、、、、私も、地蔵を倒すことはしないが、願をかけてきた、『宝くじ、一等当選よろしく!』
● 西武新宿線「鷺ノ宮駅(さぎのみやえき)」に到着。 鷺ノ宮駅は、昭和2年(1927)4月16日の開業した、単式ホーム1面1線(上り)と島式ホーム1面2線(下り)を併せ持つ地上駅。
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