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2023年4月29日 (土)

戸越銀座

一週間前の散歩が武蔵小山で終ったのを妻が知り、『こんどは戸越銀座だね!』の一言。 暗に“連れて行け!”と言ってる。 そして、今日の散歩は妻の期待に応え、武蔵小山から戸越銀座を抜けて大井町まで歩いて来た。 1万1千歩




● 今日からゴールデンウィークが始まった! 行楽地は人出が多く、年寄りは無理せず近場で暇つぶしと思い、妻と東急目黒線「武蔵小山駅」で下車。、、、、武蔵小山駅は、大正12年(1923)3月11日、島式ホーム1面2線で「小山駅」として開業。 翌大正13年4月20日に武蔵小山駅に改称した。 開業時の駅名“小山”は、当時すでに開業していた東北本線の“小山”(おやま)駅と紛らわしいので、“武蔵”を冠して「武蔵小山駅」となったらしい。 なお、“小山”は近くの小山八幡神社に因み地名に由来する。、、、、私の住む、下町の浅草橋駅とは大違い、シャレた綺麗な駅で、乗客も皆、紳士・淑女に見える。 2棟のタワマンがたつ駅前も賑やかだ!

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● 駅前ロータリーから南東方向に「武蔵小山商店街 パルム」が伸びている。 パルムは、約230店が並ぶ全長800mのビックなアーケードが特徴! 両側の商店もオシャレナ構えの店舗が多く、若者受けする品揃えで、どの店も賑わっていた。、、、、商店街の歴史は古く、昭和12年(1937)には「武蔵小山商店街商業組合」が発足した。 しかし戦中には組合も解散し、戦後の昭和22年(1947)に、現在の組合の前身「武蔵小山商店街協同組合」が発足した。 昭和60年(1985)にアーケードの建替えを実施、さらに、商店街の愛称を「パルム」と定め、よりお客に寄り添う商店街として新たなスタートを切ったそうだ。、、、、歩いてると、買いたくなる食べたくなる入りたくなる店が多い。 私の妻もその一人!

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都道2号(=中原街道)にパルムがぶつかり商店街の出口となる。 国道に沿いに東へ200m程歩くと、次は「戸越銀座商店街」の入口が待ってる。、、、、チョイトどうでもいい疑問『商店街の“入口”と“出口”はどのようにして決める?』

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● 「戸越銀座商店街」は、都道2号側の西端から東南東方向に、東急池上線の戸越銀座駅、都営浅草線の戸越駅(国道1号の地下)をとおり西品川2丁目まで伸び、約400件の店舗が軒を連ねる約1.3㎞の長い長い地元密着型の商店街。、、、、戸越銀座商店街の成り立ちは、戸越周辺では、大正12年の関東大震災で被災地から移住した住民も増え、商店街を作ろうと云う機運が高まったいった。 ちょうどその頃、被災した銀座通りでも復興に向け、煉瓦舗装であった道路をアスファルト舗装にするため煉瓦を撤去することとなった。 戸越の人は、撤去する煉瓦を銀座から運び、谷間の湿地帯敷き詰め商店街を形成した。 昭和2年(1927)商店街は発足した。 つまり、“銀座の煉瓦”でつくられた、“戸越銀座”商店街である。、、、、“戸越銀座”(品川区)は、“砂町銀座”(江東区)、“向島橘銀座”(墨田区)とともに三大下町銀座と言われてる。


・・・・・・・・・・ 戸越銀座商店街の西詰(品川区平塚2)付近

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・・・・・・・・・・ スマホ屋さんの脇に、商店街の由来を記した碑が建っている。 そこには、ローマ字で 「SHINAGAWA」(区名ではなく、煉瓦製造元“品川白煉瓦株式会社”の社名) と刻まれた往時のレンガも展示されている。平成7年に戸越銀座誕生70周年を記念して商店街組合が建てたものである。

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・・・・・・・・・・東急池上線の「戸越銀座駅」は昭和2年(1927)8月28日に開業した。 ホームは地上相対式2面2線構造で、上下ホームは完全分離され、改札口・出口はホームごとに設けられている。、、、、【ついでの話】日本で最初に「銀座」という名前のついた駅は、ここ戸越銀座なのだ。 本家本元の地下鉄銀座線の銀座駅(昭和9年開業)より7年も早い、昭和2年に命名された。 元祖“銀座”と言うものだ、凄い!、、、、【おまけの話】木造駅舎の雰囲気をデザインした現駅舎は、2017年度のグッドデザイン賞、土木学会デザイン賞2018奨励賞を受賞した。

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・・・・・・・・・・ ほぼ東西に直線状に伸びる戸越銀座商店街の中程で、商店街を二等分するように交差するのは国道1号(第二京浜)。 この道路の地下には都営浅草線の「戸越駅」がある(戸越銀座駅と比べると、地上にポッカリ口を開けた面白みのない駅だ!)

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・・・・・・・・・・ 戸越銀座商店街、国道1号の東側を歩く。 唐揚げ屋、リサイクルショップ、アンティークショップの多さが印象的だ!、、、、妻もアンティークショップで気に入ったものを発見! 『この陶器のフクロウの置物、買ってみようかな?』(可否を問う口調ではなく、断定的に聞こえた) 私の応え『好きにしたら』 この後、妻は、壊れないように包装してもらい、大きな袋を抱えて歩くことになる。

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・・・・・・・・・・ 戸越銀座商店街から、チョイトわき道に入り、戸越銀座温泉」、「戸越八幡神社にお立ち寄り。

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・・・・・・・・・・ 戸越銀座商店街の東端、ここで商店街巡りは終了

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● 戸越銀座から、歩みを南に向け東急大井町線の下神明駅を目指す。 妻が持つ置物が重たそうだ!


・・・・・・・・・・ 大きな賑やかな商店街のつぎは、小さな静かな商店街、その名は「平和坂通り商店会」、、、、品川区西品川2丁目の平和坂に沿って14店舗ほどの商店が並ぶ小さな商店街。 平和坂入口にある、目印の時計のモニュメントが印象的。

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・・・・・・・・・・ 下神明駅の北側に、弘田三枝子、島倉千代子、小向美奈子、工藤静香などの出身校:日本音楽高等学校」(本年、品川学藝高等学校と改称) の「1号館」校舎がある。 この建物は、もともと、味の素のうまみ成分であるグルタミン酸を発見した化学者:池田菊苗(1864年10月8日~1936年5月3日)の私邸だった。、、、、現在は個別レッスンの教室として利用

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・・・・・・・・・・ 下神明駅のすぐ脇に、新幹線・東急大井町線・湘南新宿ラインの3路線を同時に見ることができるポイントがある。 鉄オタの間では有名なポイントだが、その路線を3つの電車が同時に走る景色を見る事は奇跡と言ってもよいだろう。

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・・・・・・・・・・ 東急大井町線の「下神明駅」は、昭和2年(1927)7月6日に戸越駅として開業。 昭和11年(1936)、下神明駅に改称。

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● 重たい置物を抱えて「大井町駅」に到着。 浅草橋の我が家まで、あと30分、しっかり抱えて持ち帰りましょう!

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