夏休みも終わり

そろそろ夏休みも終わり、まもなく二学期が始まる。　雅万歩も散歩を再開する予定。　今日は、循環器内科の定期診察日。　“足慣らし”で浅草橋の我が家から、水道橋のクリニックまで歩いて来た。　久しぶりに1万1千歩。

● 朝7時40分、出勤で駅から出てくる人はまだ少ない。　浅草橋駅西口は静かな都心のローカル駅。、、、、真っすぐ西に伸びる高架橋、その先には隣りの秋葉原駅がある。　今日は“足慣らし”のつもりで無理せず、線路沿いに歩いて水道橋へ向かうことにした。

・・・・・・・・・・ 浅草橋駅西口の近くに奇妙なビルが建つ！、、、、竣工まじかのようだ。　道路からから見ると、窓が一つも見えない。　高架を走る電車から見ると窓はあるが、逆さまに造られた庇（？）で遮られ見下ろすことのできない窓！　チョイト好奇心から覗いてみたくなる建物だ！、、、、建物は「MONOSPINAL」というオフィスビル、設計は山口誠デザイン、施工は清水建設、地下1階地上8階建てらしい。

・・・・・・・・・・ 大きなアーチが特徴的な高架橋（昭和7年（1932）完成）を過ぎると、先に秋葉原駅がある。

● 高架下に秋葉原駅昭和通り口がある、次はヨドバシカメラ前の中央改札口、そしてアトレがある電気街口と続く。、、、、昭和通り口には総武線が開通した昭和7年からエスカレーターが設置されていた。　中央改札口はつくばエキスプレスが開業した、平成17年（2005）に新設された出入口である。　電気街口のアトレは、戦後、アキハバラデパートが営業してた処である。、、、、私の祖父母が秋葉原駅の近くに住んでいて、毎日のように遊んでた青果市場は今は無い！

・・・・・・・・・・ 秋葉原駅から御茶ノ水へ向かう高架橋の下で、“アマチュア無線”の文字を見る。　ネットの時代に廃れたと思っていたアマチュア無線が健在だった！　

・・・・・・・・・・ 総武線は秋葉原駅を過ぎ昌平橋交差点では、日本最初のタイドアーチ式鉄道橋となった松住町架道橋（昭和7年（1932）竣工）を渡る。　交差点を対角線状に跨ぐため中間に橋脚を立てられないことから、支間を大きく取ることのできるアーチ橋が採用された。、、、、私が幼き頃、迷子になったのはこの近く、当時の旅籠町交番に保護された（うろ覚え！）

・・・・・・・・・・ 松住町架道橋の次は、ハの字の形をした鋼製ラーメン形式の神田川橋梁。　この橋も昭和7年（1932）に完成した。

● 昌平橋から淡路坂を上って聖橋の手前に、御茶ノ水駅の臨時改札口がある。　この改札は朝の通勤時間帯に使用する出口専用の改札である。　昭和62年（1987）に設置された。、、、、開設されて36年経過、いまだに“臨時”改札口？

・・・・・・・・・・ これまでの聖橋口は只今建て替え工事中！　仮の聖橋口が使用されている。

・・・・・・・・・・ 御茶ノ水橋口の駅舎は改装・増築されているが、昭和7年（1932）竣工当時の姿が残されている。　駅舎の設計は鉄道省、施工は大倉土木（現：大成建設）

・・・・・・・・・・ 御茶ノ水駅を過ぎ、線路の南側「かえで通り」を歩き水道橋駅に向かう。

・・・・・・・・・・ かえで通りが皀角坂（さいかちさか）となる処に、著名なフランス語学校「アテネ・フランセ」がある。　昭和37年（1962）に完成した建物は、ル・コルビュジエの弟子である吉阪隆正が設計した。　

・・・・・・・・・・ 皀角坂からは、中央線快速・中央総武緩行線がよく見える。　しばし立ち止まり、数本の電車を見送る。

● 皀角坂を下ると水道橋駅東口。、、、、東口の前は「白山通り」、私の中高学生時代は、ここから都電で白山方面に通学していた。　50数年程前の思い出多い通学路であった。

・・・・・・・・・・ 水道橋駅西口はドーム球場に近い、JRAの場外馬券売り場には至近、そして私が受診するクリニックの最寄り駅。

・・・・・・・・・・ 大動脈解離の手術を受けて今年で10年目、ドクターに『まだまだ長生きできる』と言われ、ニコニコ！　心臓をコントロールする薬の処方箋をもらい、アリガトウゴザイマシタ！

・・・・・・・・・・ 帰りは水道橋から電車で帰る