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2023年9月16日 (土)

旧志賀高原ホテル

まだ連日猛暑日が続く中、16日から一泊二日で志賀高原・小布施・善光寺へ行ってきた。、、、、旅行は三週間ほど前に、東京~長野間の新幹線切符が入手できた。 急遽、50年程前、何度か妻と泊まった旧志賀高原ホテルのその後が見たくなり、夫婦で長野へ行ってきた。




● 朝7時頃の新幹線で東京を立ち、8時半長野着。 長野電鉄に乗り換え湯田中へ。

・・・・・・・・・・ JR駅舎から出て、エスカレーター・階段・エレベーターを用いて地下1階の長野電鉄改札口へ、さらに地下2階のホーム階へ下る。 櫛形ホーム2面3線 (85m) の地下駅である。 この地下が造られたのは昭和56年(1981)だ。、、、、長野電鉄長野線の長野駅~権堂駅間の開通は昭和3年(1928)6月24日、に伴い、あと数年で100周年となる。

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・・・・・・・・・・ 現在の長野電鉄は、長野駅~須坂駅~信州中野駅~湯田中駅間の一路線だけの営業だが、かつては屋代駅~須坂駅、信州中野駅~木島駅の路線も運行していた。 私が小学校高学年(1957年頃)の時、屋代から長野電鉄に乗り山田温泉へスキーに行った記憶がある。 写真は今の須坂駅

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・・・・・・・・・・ 終着:湯田中駅に到着。 昭和2年(1927)4月28日、信州中野駅~湯田中駅間の開通に伴い開業。 単式ホーム1面1線の地上駅。 線路を挟み東側には旧駅舎、西側に現在の駅舎(昭和30年(1955)完成)がある。、、、、現駅舎には駅務室・待合室・観光案内所などがあり、駅前はバス乗り場もある。

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・・・・・・・・・・ 現ホームとは線路を挟み反対側に国の登録有形文化財として旧駅舎が保存されてる。

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● 湯田中駅からバスに揺られて志賀高原へ。 バスの終点蓮池で下車。 高原の爽やかな風を期待したが、厳し残暑の暑い・熱い・灼熱の空気。

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・・・・・・・・・・ 折角ここまで来たからには、3本のゴンドラを乗り継いで標高2000mの東館山(ひがしたてやま)の山頂を目指す。、、、、スキー場にとっては夏はオフシーズン、4人乗りのゴンドラは客も少なく我が夫婦のみ。 四方をガラスで覆われたゴンドラ内部はサウナ状態。 高所恐怖所の私は、恐怖とサウナで汗が滴り落ちる、助けてくれ~~!

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・・・・・・・・・・ 写真中央の頂が東館山(標高2000m)、、、、山頂が、1998年長野オリンピックのアルペンスキー大回転コースのスタート地点。 勇気ある者が滑るコースだ!

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● 東館山から蓮池に戻り、丸池の近くにあった旧志賀高原ホテルを訪ねる。 私たちが結婚後二人で、子供ができて三人で、泊まったホテル。、、、、旧志賀高原ホテルは、全国で11番目の国策ホテルとしてスキー場とともに開発され昭和12年(1937)に開業した。 客室数は174室であった。 ドイツ人の指導のもと清水組(現:清水建設)の設計・施工で造られた。 ホテルは、山小屋をイメージしたデザインで、中央玄関の奥にエントランスホール、ホールの左右両翼に客室が配置されていた。 正面玄関を入ると、3階までの3層吹き抜け空間に大きな暖炉が客人を出迎えてくれる。 木の梁と石材をふんだんに使用した空間は、白い壁と赤い絨毯と相まって、温かみと美しさのある高級感を兼ね備えていた。 2階と3階にはステンドグラスや日本画が飾られ、上品で落ち着いた内装である。 戦前から1960年代にかけて、皇族をはじめ国内外から多くの観光客が同ホテルを来訪し、1970年代以降は、スキーの大衆化と宿泊客の増加に合わせホテルの一部を改築。 平成のスキーブーム、その後のバブルの崩壊、そしてスキーブームの終焉により客足が遠のき平成11年(1999)に廃業した。 その後、建物はエントランスホールと一部客室を残して解体された。 現在、残った施設は平成14年(2002)に「志賀高原歴史記念館」として一般公開されている。 平成19年度、近代化産業遺産に指定された。、、、、二人で、ここでなに食べた?、泊まった部屋はどこだった? いろいろと思い出話をしながら見学。

・・・・・・・・・・ 志賀高原歴史記念館のパンフレットにあったホテル当時の写真
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・・・・・・・・・・ 現在の建物

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・・・・・・・・・・ 内部は、暖炉も、椅子も、照明も、全てホテル時代のまま

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・・・・・・・・・・ 旧志賀高原ホテルをあとに、丸池の先、サンバレーのバス停からバスに乗る。

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● 旅の疲れは、湯田中温泉で、、、、三連休の初日、どこのお宿も満員御礼! 

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