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2023年11月 6日 (月)

工事中の立石駅

京成押上線高架化工事の真っ最中である京成立石駅とその周辺の工事進捗状況を確認し、その後奥戸の町を抜けてJR総武線の新小岩駅まで、1万歩の散歩です。

 

● 大正元年(1912)11月3日に開業した京成立石駅は、駅の姿を一新する高架化工事の真っ最中。 高架化工事は令和12年度(2030度)の完成を目指し、只今、四ツ木~京成立石~青砥間で進めらっれている。 また、京成立石駅前の再開発(葛飾区役所が入居予定)も着手し、駅周辺の店舗は仮囲いで覆われた。、、、、今日の散歩は、工事状況の確認だ!

・・・・・・・・・・ 京成立石駅下りホームに降り立つと、橋上駅舎への階段は封鎖されていた。 仮囲いで狭くなったホームの中程から地下へ下る階段ができており、改札は地下に変わった。 改札をとおり、今度は階段を上ると地上出入口がある。 

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・・・・・・・・・・ 朝の上りホーム、こちらも橋上駅舎の階段は封鎖され、青砥側のホーム先端に造られた下り専用の改札口・出入口から乗客がゾロゾロとホームに出てくる。 出入口には、時に行列もできる、ホームは混雑し通勤通学は大変だ!

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・・・・・・・・・・ かつての橋上駅舎は既に使われておらず、出入口の階段も封鎖された。 いずれ、近々撤去されることだろう。

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・・・・・・・・・・ 駅部では下り仮線のスペースも整備されてきた。 また青砥側では一部レールも敷設されてる。

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・・・・・・・・・・ 駅の北側では、再開発のため多くの居酒屋、スナック、バーなどが密集する飲食店街も立ち退き、仮囲いで囲われた! 「呑んべ横丁」も閉店した! 街並みは大きく変化するようだ。、、、、「立石仲見世」がある駅の南側も再開発計画があるが、現在のところまだ着工していないようだ。

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● 奥戸街道に出て、仲見世商店街から本奥戸橋に向かうと中程に「立石名所 喜多向観音菩薩」がある。、、、、寛保元年(1741)、“妙本”という尼さんが金龍山浅草寺を深く信仰して千日詣の大願を起こし、愈々念願の日、枕頭に金色燦燦と輝ける観世音菩薩のお姿が現れ、汝の願い正に叶う可し、喜び多く向わんと、謂うや何処ともなく姿を消してしまった。 そのお礼にと、建てたのがこの喜多向観音と言うことだ。、、、、通りがかりの人も、皆素通り。 本当に“立石名所”なのか(?)チョイト疑り、怪しいね!

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● 本奥戸橋西詰角に“地蔵尊、馬頭観音、道標の街道三点セット”がある。、、、、この地蔵堂は、永井荷風の「断腸亭日乗」にも記載されているので、こちらの方が名所かも?、、、、地蔵尊は、貞亨2年(1685、江戸初期)に念仏講によって建造されたもの。 となりの馬頭観音は江戸時代の半ば以降に、農耕馬や運送馬が普及してから馬の保護仏として広く信仰されたものです。建造は安政2年(1855、江戸大地震の年)。 道標は、出羽三山(月山・湯殿山・羽黒山)の信者の人々の講中が参詣の記念に、宝暦5年(1755)に建造したもの。

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● 中川に架かる本奥戸橋(ほんおくどばし)、、、、昭和7年(1932)に初代の橋が架けられ、現橋は2代目で昭和62年(1987)に架け替えられた。 橋は2径間連続下路式ワーレントラス橋、長さ131.1m、幅15.0m。、、、、中川が大きく蛇行する位置にあり、川幅も広く見える。

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● 本奥戸橋を渡り、中川の左岸を下流側に歩くと、森永乳業跡の角地に「森市地蔵 入定塚」がある。、、、、この入定塚(にゅうじょうづか)は森市という行者の終焉の地。 彼はこの地の村人に大変尊敬された行者であった。 彼はある時、自己の天寿を悟り、お世話になった村人らの繁栄を祈願し入定した。(入定とは、生きながらに墓穴に入り即身仏となって命を断つこと) 経文を唱え、鉦を打ち、その音は三日三晩続いたと伝えられている。 村人は彼の死を哀み、地蔵を祀り供養した。(古そうだが、年代は不詳?)、、、、もう一つの祠には、南葛八十八ヶ所霊場の一霊場として、お大師様のご遺徳と村の繁栄を願い、大正12年(1923)奥戸6丁目の真言宗善紹寺住職が小堂を建て、弘法大師の石像を安置したもの。

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● 中川左岸の広大な更地は森永乳業の跡地、、、、森永乳業は、葛飾区の東京工場跡地(6万6798m2)について、令和4年(2022)に売却した。 売却益は650億円だったらしい。、、、、跡地利用で何が建つのか? 興味津々!

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● 森永乳業工場跡地からバス通りを歩き新小岩駅に到着

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