会津の桜 1
3月29日の開花宣言を受けて、31日に隅田公園の桜を見に行ったがチョイト、ガッカリ、まだ早かった! 家に戻って妻と二人『やけのやんぱち日焼けのなすび 色は黒くて食いつきたいが わたしゃ入れ歯で歯が立たず』 時の勢いにまかせ、『東京の桜は飽きらっめて、福島の桜を見に行こう!』 翌日には、東京の桜に遅れること20日間、4月18日に鶴ヶ城公園の桜を見に行くことに決定する(夫婦二人の旅は意思決定も早い!) 急ぎ宿の予約と切符の手配も完了。、、、、旅の予約を済ませたら、今度は桜の開花が気に掛かり、夫婦で毎日『今日の鶴ヶ城公園の桜は〇分咲き』と報告し合う20日間。 4月10日を過ぎた頃には、既に“満開”の情報も入り、連日気になる一週間。
さらに気に掛かることが発生! 先週から私の体調に異変が、朝顔を洗うと鼻血ブー、トイレで気張ると鼻血ブー、風呂で湯船から出ると鼻血ブー、数日鼻血ブーが続いた。 『コリャ大病の予兆かも?』普通の人ならそう思うであろう。 私の場合、このような場面は20年ほど前から度々あり、その都度病院で鼻の中の血管を焼いてもらい、止血してきた。 今回もそうであろうとは判っていたが、旅先で鼻血ブーは他人の迷惑になるので、医者へ行ってきた。、、、、医者の診たては同じ『鼻の中に太い血管が出てるから、止血するよ!』 『おねがいします』 これにて一件落着! 安心して18、19の二日間、夫婦で会津鶴ヶ城の桜を見に行ってきた。
● 会津若松へは郡山で磐越西線に乗換えて約1時間で到着するが、郡山から磐越東線で二駅目:三春駅の近くに枝垂れ桜で有名な「三春の滝桜」があると知り、急遽寄って行くことにした。 三春駅で下車する。
・・・・・・・・・・ 三春駅から「三春の滝桜」までは、タクシーで15分ぐらい。 三春町の家々には、それぞれ各種の桜の木があるようで、どこの家も桜が咲いてる。 道路際にも桜の木、ハナモモの木もある。 春、真っ盛り!
● 「三春の滝桜」に到着。、、、、駐車場にはツアー旅行のバスがズラリ! 臨時の売店もある。 しかし、駐車場の一角に立てられた看板を見ると、ナント、滝桜の開花状況は、“落花”となってる。 さらに『今年の観桜料の徴収は終了しました。 ご自由にお入りください。』、、、、滝桜は完全に散ってた。 樹齢1000年以上、高さ13.5m、根回り11.3mの桜の大木と、周囲の菜の花を見て諦める。 残念!、、、、ポスターにあった満開の滝桜で我慢しよう!
・・・・・・・・・・ 花の無い滝桜にガッカリした私を慰めるように、タクシーの運転手が一言『郡山の枝垂れ桜番付では、東の横綱が滝桜で、西の横綱は“地蔵桜”です。 地蔵桜を見て行きますか? まだ、少し花が残っていると思いますよ』(地蔵桜は、郡山市にある樹齢400年の枝垂れ桜である) 再度来ることはないと思い、返事は『見て行きたいですね』、、、、地蔵桜は三春の滝桜の娘と言われてる枝垂れ桜で、樹齢は約400年、妖艶なピンクの花が特徴と言われてるそうだ。、、、、まだ咲いてた! 地蔵さまにも賽銭をはずみ手を合わせる。
・・・・・・・・・・ 滝桜、地蔵桜を見たあとは、タクシーで郡山駅まで送ってもらう。 この間、運転手の話では、今年の桜の開花は例年に比べい早いそうだ。 さらに一言『喜多方の“日中線の枝垂れ桜並木”もいいですよ!』(後で、運命の一言となる)、、、、郡山駅から磐越西線で会津若松へ向かう。
● 会津若松駅に到着すると、ホームの向かい側に数分後に出発する只見線が停まってる。 私の咄嗟の判断で、只見線に乗り喜多方へ行くことにした。 会津鶴ヶ城公園の桜は翌日にして、三春のタクシーの運転手が言った「日中線枝垂れ桜並木」を見に行くことに。
・・・・・・・・・・ 東京を出るときは予定していなかった喜多方に到着。 喜多方は10年ぐらい前に来たことがあり、今回は街歩きではなく、枝垂れ桜に徹する。
・・・・・・・・・・ 「日中線枝垂れ桜並木」とは、昭和59年(1984)に廃線となった国鉄の日中線(栃木県今市~会津若松~喜多方~山形県米沢まで計画していた路線)跡に約3㎞にわたり、約1000本の枝垂れ桜咲き誇る並木道。 日本最大級の枝垂れ桜並木!、、、、喜多方駅から400m程歩くと並木道が始まる。 観光客も少なく、線路跡は平坦で舗装してあり歩きやすい。 枝垂れ桜の花びらが舞う3kmの並木を自称:我が家の吉永小百合と歩いてきた。 3kmの道は長いが、二人で満足できた花見となった。
● 日中線の枝垂れ桜並木を歩き疲れたあとは、会津の奥座敷:東山温泉でのんびり、ゆっくり、温泉三昧。
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