梅、桜の次は藤
梅はとっくに、桜も終わり、つつじに藤の時期となった。 今が見ごろと聞いて亀戸天神の「藤まつり」に行ってきた。
・・・・・・・・・・ 午前中から亀戸天神に向かう人で、神社前の蔵前橋通りはチョイト歩きにくいね!
・・・・・・・・・・ 正保年間(1644~1647)、菅原道真の末裔であった九州の太宰府天満宮の神官:菅原大鳥居信祐は、天神信仰を広めるため社殿建立の志をもって諸国を巡った。 そして寛文元年(1661)、江戸は本所亀戸村にたどり着き、元々あった天神の小祠に道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉祀したのが、亀戸天神の始まりとされる。 当時、明暦の大火による被害からの復興を目指す江戸幕府は復興開発事業の地として本所の町をさだめ、四代将軍徳川家綱はその鎮守神として祀るよう現在の社地を寄進した。 そして寛文2年(1662)、地形を初め社殿・楼門・回廊・心字池・太鼓橋などが太宰天満宮に倣い造営された。古くは総本社に当たる太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」「本所宰府天満宮」と称されていたが、明治6年(1873)に府社となり亀戸神社、昭和11年(1936)に現在の亀戸天神社となった。 創建から300年超、歴史ある天神様だ!、、、、亀戸天神と藤の結びつきは? 江戸時代、亀戸は湿地で初代宮司が水を好む藤を社殿に植えたことが始まりらしい。 江戸の名所として五代将軍綱吉、八代将軍吉宗が訪れた記録もあり、多くの浮世絵などの題材にも取り入れられている。 将軍吉宗は白馬にまたがり江戸城から花見に訪れたのか?
・・・・・・・・・・ 境内は大勢の見物客と初夏の陽気で、気持ちはイライラ、気温はポカポカ。 色鮮やかに咲き誇る藤を見上げて首が疲れる。
・・・・・・・・・・ 参拝する人は、正月の初詣の如く長い列。 孫の学業成就、宝くじ一等当選を祈願し、二礼・二拝・一礼、『よろしく!』。
・・・・・・・・・・ ポスターには『藤まつり 4月6日~4月30日』と記されていたが、ゴールデンウイークまではもちそうだ! ぜひ、みなさんお誘い合わせて藤を見に来てはいかが。 帰りの土産は船橋屋の『くず餅』をぜひ!