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2024年5月10日 (金)

国道から総持寺へ

今日の散歩は、JR鶴見線の国道駅で下車し、曹洞宗大本山総持寺に行ってきた。 1万1千歩




● JR鶴見線の国道駅(京浜国道に面する)で下車する。 国道駅は、大きくカーブする相対式ホーム2面2線の高架駅で、改札口のある高架下は、開業時の面影が残るレトロな駅だ。 無人駅で駅員の代わりに簡易Suica改札機が設置されている。、、、、国道駅は昭和5年(1930)10月28日、鶴見臨港鉄道の駅として開業した。 昭和18年(1943)には鶴見臨港鉄道線の国有化により、国鉄鶴見線の駅となる。 開業時には臨港デパートが高架下で営業していたそうだ。 今はべニア板で閉ざされた廃業した店舗が並んでいる。 20年程前に訪れた時と、ほぼ同じ情景が残された“時の止まった駅”である。

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・・・・・・・・・・ 薄暗い高架下の天井にツバメの巣を発見、巣の近くでは家主のツバメが監視中!

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● 国道駅から東海道線を横断し、反対側にある曹洞宗寺院の総持寺に参る。 総持寺は諸嶽山と号し、福井の永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山である。、、、、元亨元年(1321)瑩山禅師が能登半島の櫛比庄(現在の石川県鳳至郡)にある諸嶽観音堂に入山し、諸嶽山総持寺と改号、元亨2年(1322)後醍醐天皇より紫衣を拝領、曹洞宗の大本山となった。 明治31年(1898)火災により堂宇を焼失、当地(横浜市鶴見区)にあった成願寺の寺地を譲り受け、明治40年(1907)移転した。 境内の敷地面積は約50万m2と広い。 境内には多くの諸堂の他、鶴見大学などの学校施設もある。

・・・・・・・・・・ 緩やかな上り坂の参道。 チョイト、ダラダラの坂道で、肺活量の少ない私には歩き難い参道だ!

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・・・・・・・・・・ 昭和44年(1969)に落成した三門は、鉄筋コンクリート造りでは日本一とのこと。

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・・・・・・・・・・ 總持寺は、後醍醐天皇の頃から歴代天皇より勅願寺として仰がれ、勅使門として向唐門(むかいからもん)が造られた。

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・・・・・・・・・・ 長さ164m、東西の殿堂群をつなぎ合わせて、外苑と内苑とを分ける廊下(大正4年頃建築)。 通称「百間廊下」と呼ばれている。、、、、毎日朝昼2回、雑巾がけが行われているのでピカピカ。 でも、雑巾がけする人は大変な労力かも?

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・・・・・・・・・・ 大祖堂は昭和40年(1965)に竣工。 大祖堂は、一般的にいわれる開山堂と法堂を兼ねた本堂客殿です。 高さ36m、千畳敷の内中外陣と、982坪の地下室を有し、瓦葺形の銅版屋根は53トンに及びます。、、、、本山開祖・太祖瑩山禅師と高祖道元禅師、二祖・峨山禅師をはじめとして、歴代の諸禅師の頂相を安置し、あわせて諸尊牌をも奉祀する霊場。

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・・・・・・・・・・ 大粗堂の左に並ぶ、大正4年(1915)に竣工した仏殿。 本尊釈迦如来像を安置する。

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・・・・・・・・・・ 他の諸堂も巡り、奥の墓地へ“裕次郎に逢いに行く”、、、、石原裕次郎が没して30余年、今でも忘れられない大スターに合掌。

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・・・・・・・・・・ 参詣の終わりに三門の脇にある三松閣に立ち寄る。 切妻造り鉄筋コンクリート造、地上4階、地下2階、広さ9400m2の建物、平成2年(1990)竣工。、、、、檀信徒研修道場、各種セレモニー会場となっており、宿泊施設もある。、、、、こちらの喫茶室で、コーヒー飲んでひと休み。

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