尾久駅構内ガード
山手線の田端駅からJR東日本の尾久車両センター沿いに歩いて尾久駅へ。 尾久駅周辺をブラついて、8千歩の散歩です。
● 外はチョイ寒、田端駅北口を出て散歩を始める。、、、、駅を出て、左側(西側)に新幹線基地、右側(東側)に在来線の尾久車両センターがある道を上中里方向に歩く。 新幹線基地も在来線の尾久車両センターも停留してる車両は少ない。 朝の稼ぎ時で、どの車両も“お仕事・お仕事 出稼ぎ中” ガランとした車両基地はチョイト残念!
・・・・・・・・・・ 基地のフェンスに駅名表示板を模した「首都圏本部 技術訓練センター」なる施設の入口案内板が貼ってある。 手前の駅“見習い”から次の駅“一人前”まで、厳しい訓練が待っているのかな?
・・・・・・・・・・ なぜか車両センターに囲まれた位置に北区立特別養護老人ホーム「上中里つつじ荘」がある。 立派な建物だ、ここに入居すると窓から車両センターが見渡せそうだ! 私もその時が来たらココに入れてもらえるかな?、、、、地元の人の話では、施設の建つこの地には、かつて円形の蒸気機関車庫があったそうだ。
・・・・・・・・・・ つつじ荘の斜め前には「中里貝塚」があるが、貝の層は地中に埋め戻され、地表は芝の公園となっている。、、、、縄文時代中期中頃から後期初め(約4600~3900年前)の貝塚。 最大で厚さ4.5m以上の貝層が広がる、縄文時代の海浜低地に形成された巨大な貝塚らしい。(見えないので何とも言いようなし)
● つつじ荘前の細い裏通りを尾久車両センターのフェンス沿いに歩いて行くと、広大な車両センターを横切り、車両センターの反対側(尾久駅側)に抜けられる地下道「尾久駅構内ガード」(長さ約160m)の入口がある。 新幹線の基地と車両センターに挟まれた所には、一般住民が生活する上中里2丁目の町があり、その住民が尾久駅側に抜けられるように造られた地下道なのかも? 入り口部分は階段になっており、車は入れないが、自転車は通ることができる。 地下道の幅は広い。 地下道途中には、JR関係者が通れる出入口も数か所ある。
・・・・・・・・・・ ガード内に約2mぐらいの長さの「東北本線 尾久駅平面図 縮尺五百分之壱」(製作時期不明)がある。 現在の尾久車両センターとほぼ同一と思われる敷地全体が描かれている。 金属版に彫りこんだようで、写真写りは悪いが、要所だけ撮ってきた。、、、、特別養護老人ホーム「つつじ荘」がある位置には、蒸気機関車庫と転車台が描かれている。、、、、構内図中央には地下道(ガード)と思われる線が2本、多くの線路を横断して上から下へ描かれている。
・・・・・・・・・・ 地下道は尾久駅の脇に出口がある。 横にはホームがあり、電車を待つ乗客がこっちを見てる。 チョイト意識するね!
● 尾久駅(おくえき)は昭和4年(1929)6月20日に開業した。 乗り入れている路線は、宇都宮線・高崎線である。 15両編成が停車する長い島式ホーム1面2線の地上駅。 1日平均乗車人員は10000人強で、都内のJR駅の中では利用客数が少ないベスト5にランクインしてる。 しかし、平成27年(2015)の上野東京ライン開業以降は利用者が増加しているようだ。、、、、ホームに立つと尾久車両センターが目の前に広がり、嬉しいね!