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2025年1月13日 (月)

大井の大佛

今日は成人の日で祝日、浅草橋駅から都営浅草線西馬込行きに乗る。 学生はいない、サラリーマンの姿も見えず、朝8時の電車は空いている。 ガラガラの浅草線は久しぶりだ! 『さてさて、何処で降りようか?』 特に行先のあてもなく終点の一つ手前馬込駅で下車する。 駅前で地図を見て、JR大井町まで歩くことにした。 9千歩の散歩です。
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● 「馬込(まごめ)駅」は、昭和43年(1968)11月15日、浅草線(当時は都営1号線)西馬込~泉岳寺間開業時に設けられた駅。この区間の開業によって、浅草線は全通した。 ホームは島式1面2線構造で、地下2階にある。 改札口は地下1階に2か所あり、その内の1ヶ所の出入口は環七通りと第二京浜が交差する日本初の立体交差点「松原橋交差点」の下にある。(今日は、別の出入口を利用した)、、、、駅は第二京浜(=国道1号)の地下にあり、国道の交通量は多いと思うが、駅前には大きな店舗はなく、比較的静かな落ち着いた駅である。
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・・・・・・・・・・ 駅前の第二京浜
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● 南北に伸びる第二京浜を挟んで、東側は東馬込の町、西側は北馬込の町。 JR大井町駅を目指す私は、東馬込の町を抜け、品川区西大井の町を北東方向に歩き、大井町駅に向かうことにした。 馬込駅から東馬込の町に入ると、起伏の多いことに気が付いた。 到る所に階段・坂道があり、登ったり下ったり、年寄りにはキツイ町である。
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● 大田区東馬込から隣の品川区西大井の町に入ると天台宗寺院の「帰命山養玉院如来寺」がる。 この寺は、かつて上野(台東区)にあった養玉院と芝高輪(港区)にあった如来寺の2寺が大正12年(1923)に合併して成立し、前身二寺の名称から「帰命山養玉院如来寺」と号した。、、、、如来寺は寛永年間(1624~1644)に芝高輪に創立されら寺で、五智如来が安置されているところから、俗に高輪の大佛と呼ばれ、明治41年(1908)に現在地に移転した。 大壇越に大和高取藩主植村侯があり、歴代の墓域がある。、、、、養玉院は寛永12年(1635)に創立され、上野寛永寺の塔頭三明院がその前身である。 元禄11年(1698)に下谷坂本に移って養玉院と改め、この頃対馬の領主宗家の菩提寺となる。 大正12年(1923)如来寺と合併して、現在の場所に移った。、、、、私は、この寺に5年程前にも訪れてる。 久しぶりです!

・・・・・・・・・・ 平成元年(1989)に落慶した山門、、、、山門をから本堂まではチョイトした上り坂
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寛永5年(1628)頃建立された養玉院の本堂。 大正12年(1923)下谷坂本から移築したものである。 現在の本堂
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・・・・・・・・・・ 本堂の隣りに、
五智如来堂の瑞應殿(ずいおうでん)がある。 瑞應殿には五智如来像(大日如来、薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来)が安置されている。 五智如来とは密教の主尊である大日如来の有する5種の智恵を象徴したものである。 5体とも像高:約3mで、「大井の大佛(おおいのおおぼとけ)」として親しまれている。 ただし、薬師如来像以外は享保10年(1725)と延享2年(1745)の火災で焼失、その後再興された。
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・・・・・・・・・・墓地には
対馬厳原の藩主宗対馬守を弔う宗家墓所がある。、、、、宗氏(そうし)は、日本の氏族のひとつ。中世から近世にかけて対馬国を支配した守護・戦国大名・近世大名の氏族。秦氏の末裔惟宗氏の支族だが、室町時代中期頃より平知盛を祖とする桓武平氏を名乗るようになった。
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・・・・・・・・・・ また植村家墓所もある、、、、植村家保は天保8年(1837)、近江膳所藩主・本多康禎の七男として生まれる。 嘉永6年(1853)に高取藩の第12代藩主・植村家興が急死したため、その末期養子となって家督を継ぎ、第13代藩主となる。
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● 如来寺から300m程北東に歩くと、新幹線高架橋の下に金子跨線橋
(品川区西大井4)がある。 ごく普通のコンクリート橋で、これといった特徴もない。 建設年は不明であるが、昭和39年(1964)以前の東海道新幹線建設時に架けられたものと思われる。 新幹線は高架の上で、その高架下に跨線橋が架かり、跨線橋の下には堀割の底を横須賀線の電車が通るという三層構造になっている。

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● 裏道を歩き北東に向かうと、カメラのニコン本社のある「光学通り」に出た。、、、、ニコン本社の建物は、「本社/イノベーションセンター」と、既存の自社施設を改修した「イーストサイト」「ウエストサイト」の合計3棟から成る。 約400億円を投じて竣工した本社/イノベーションセンターには、本社勤務社員の7割超を占める約3000人がここで働く。 建物は鉄骨造6階建て。 全長約150mの東西に長い形状をしており、延べ面積は約4万2000m2。 設計は三菱地所設計、施工は安藤ハザマ。、、、、スマートな感じの建物だ!
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● ニコン本社ビルの向かい側、歩道の中に「元禄八年銘道標」がある。 脇の案内板には以下のように書かれてる。 『本道標は、元禄8年(1695)に品川用水に石橋を架けた大井村の寂証ら58名の念仏講中が、石橋の安寧と通行者の安全を願って建立。 正面に「南無阿弥陀仏」、側面には「従是(これより)池上本門寺道」「従是奥澤九品佛道」という行先を刻んでいる。 この道は東海道と中原街道を結ぶ道の途中にあり、池上本門寺と九品仏方面に至る分岐点に建てられたもの。 (以下略)』、、、、建てられてから300年以上経過し、彫られた文字も読みにくくなったようだ!
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● 光学通りを歩いて、JR大井町駅に到着。、、、、駅周辺には振袖の娘が目立つ『そうだ! 今日は成人の日』 大井町駅前の区民会館で祝の集いがあるようだ。、、、、私の成人式は60年程昔のこと、何をどこでやったかスッカリ忘れた!
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・・・・・・・・・・ 大井町駅から電車で帰宅
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