池上線(千鳥町~蒲田)
池上線を歩いて3日目は、千鳥町駅から蒲田駅まで、1万3千歩、9kmの散歩です。・・・・・・・・・・(1日目はこちら 2日目はこちら)
①千鳥町駅・・・・・・・・池上電気鉄道「慶大グラウンド前」駅として、大正15年(1926)に開業。昭和11年(1936)からは「千鳥町」に駅名を改称した。・・・・・・・・・上り/下りの両ホームに、古いものではないがレトロな感じの水飲み場が設置されていた。
②千鳥町の質屋・・・・・・・・・・・松の木と「質 須賀」の簡潔な看板がポイントの、線路際の質屋さん。3階建ての蔵、おそらく鉄筋コンクリート造だろう。
③千鳥町~池上間・・・・・・・・・・・池上線は第二京浜国道と跨道橋で交差するため、その前後は盛土区間となっている。
④池上駅・・・・・・・・・・・「池上本門寺」への参拝客のための鉄道として、大正11年(1922)池上電気鉄道が池上~蒲田駅間を開通させた。 2面2線の相対式ホームで、池上線のほかの駅とも似た配置だが、駅舎は一つで構内踏切が残されている。
・・・・・・・・・・・・ホーム上屋の骨組みは木製、ベンチも懐かしい木製
⑤池上本門寺の門前町・・・・・・・・・・・・今日は本門寺に寄らず、山門の手前まで歩いてきた。
・・・・・・・・・・・本門寺参道の一本裏手の通りに、飲み屋さんが並んでいる。・・・・・・・・この池上4丁目付近では、かつて池上特飲街事件があった。特飲街事件とは、昭和25年(1950)、多摩川に近い武蔵新田のカフェー業者が、池上に特飲街(特殊飲食店街=赤線)を新設する計画を立て、新店舗の建築を始めた。その計画を知った地元池上の住民は猛反発し、特飲街の計画を中止に追い込んだ。
・・・・・・・・・・・萬屋酒店・・・・・・・・・・・本門寺参道沿いに建つ、出桁造りの町や建築。明治8年(1875)に建てられた。国の登録有形文化財。・・・・・・・・・この酒屋さんで買うと、同じ酒でも美味しそうだね!
・・・・・・・・・・・・正面が池上本門寺
・・・・・・・・・・・・・蓮月・・・・・・・・蕎麦屋さん、昭和初期の建物。・・・・・・こちらも、文化財級だ! 小石川の進開屋に似ているね!
⑥鳥海家住宅・・・・・・・・・・・・大田区東矢口の鳥海家住宅は、昭和12年(1937)に建てられた木造2階建て住宅。こちらも、国の登録有形文化。・・・・・・・・現在も、住まいとして使用されており、内部は見られない。
⑦池上~蓮沼間・・・・・・・・・・・・“線路”好きの鉄道オタクには、嬉しい道路面と同じ高さの線路敷きだ。歩きながらゆっくり電車をパチリ!
⑧蓮沼駅・・・・・・・・・・大正11年(1922)池上電気鉄道の駅として開業。池上線の中で最も乗降客の少ない駅。・・・・・・隣の蒲田駅から歩いても近いからね!
⑨元医院・・・・・・・・・・蓮沼駅近くの元医院の建物、戦前の洋館風建築。横には高窓も見える。
⑩西蒲田の神社・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・熊野神社・・・・・・・・・蓮沼の熊野神社は創建年代不詳。境内は広く、社務所は立派だ。
・・・・・・・・・・・御園神社・・・・・・・・御園神社は、蒲田駅東口にあった旧八幡神社を明治期に当地へ遷座したらしい。正確な記録も無いようだ!
⑪蓮沼~蒲田間・・・・・・・・・・・蒲田駅近くは高架となり、高架下はお店がズラリ!
⑫蒲田駅・・・・・・・・・・・もちろん、東急の蒲田駅。頭端式ホーム5面4線の高架駅。ホームは池上線と東急多摩川線がそれぞれ2線ずつ使用している。・・・・・・・・・・池上線は大正11年(1922)池上電気鉄道線として池上駅まで開通。目蒲線(現:東急多摩川線)は大正12年(1923)目黒蒲田電鉄として沼部駅まで開通。・・・・・・・朝のラッシュ時はJRへの乗り換えで、メチャメチャの混雑状態だ。
●付録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・我が家(浅草橋)の近くに、隈 研吾(くまけいご)の設計による新しいビルが建ち、1階にドコモショップがオープンした。 なんと、あら、珍しや!ちんどん屋だ! しかも、若いちんどん屋。 いいね!