松戸のあじさい寺
梅雨入り前の暑い真夏日、夫婦で松戸の花の寺「本土寺」へ行ってきた。 8千歩
● 常磐緩行線(東京メトロ千代田線が乗り入れてる)で松戸から4駅目の「北小金駅(きたこがねえき)」で下車する。、、、、、“北小金”という地名は歴史的には存在せず、水戸街道の小金宿の北側に駅はあり、名付けられたものと思う。、、、、、北小金駅は明治44年(1911)3月18日に鉄道院の駅として開業。 島式ホーム1面2線の地上駅で、橋上駅舎を有している。 当駅から都心の大手町までは、常磐緩行線に乗り、途中から千代田線に乗り入れ、約40分で到着する。 通勤に便利な町で、駅周辺は東京のベッドタウンとして、マンション、戸建て住宅などがたつ住宅地となっている。
● 北小金駅から本土寺参道を歩く
・・・・・・・・・・ “参道”と言っても、道の両側に土産物屋、飲食店が並んでいるわけではない。 駅前から参道は始まり途中までは、“狭い裏通り”と云うような道である。
・・・・・・・・・・ 行程の半ばから、“参道”らしい並木道が現れた。、、、、、この並木道は、水戸光圀が伯父武田信吉(家康五男)の生母:於都摩の方(家康の側室)の墓所の改葬にあわせて本土寺参道に松や杉を植えて整備したものだ。 昭和30年代、参道は松戸市に寄付され舗装されて道路となった。 しかし、参道の交通量が増えたためか、両側の樹木は劣化し、痛々しい状態となった。、、、、、寺に近づくと、団子、漬物などを売る数件の店が営業してる。 店員は忙しそうに動きまわり、この週末は稼ぎ時のようだ。
● やって来ました「本土寺(ほんどじ)」へ、、、、、日蓮宗寺院の本土寺は、長谷山と号し、日蓮宗由緒寺院の一つ。 本土寺は、豪族の平賀忠晴の屋敷内に、日蓮聖人の弟子日朗を導師として建治3年(1277)創建された。 天正19年(1591)徳川家康寺領10石の御朱印状を拝領、池上の長栄山本門寺、鎌倉の長興山妙本寺とともに「朗門の三長三本の本山」と称されている。 「朗門」とは日蓮の弟子日朗の門流という意味であり、「三長三本」とは、上記3か寺の山号寺号にいずれも「長」「本」の字が含まれることによる。、、、、近年、境内には茶室も整備され、1000本のカエデ・5000株のハナショウブ・10000株のアジサイの名所として人気を集め、鎌倉の明月院とともに「あじさい寺」として親しまれている。
・・・・・・・・・・ まずは仁王門をぬけ、五重塔を見上げ、正面の本堂に向かう。 建造物としての文化財はない。、、、、、さらに、本堂右奥には家康五男:信吉の生母:於都摩の方(秋山虎康の娘:秋山夫人)の墓がある。
・・・・・・・・・・ 本堂で合掌したあとは、花の観賞!、、、、、まずは、境内に咲き始めたアジサイ。 まだ咲きはじめで、チョイト彩付きがわるいようだ。
・・・・・・・・・・ 本堂脇から下って来ると菖蒲池に咲き誇るハナショウブ
・・・・・・・・・・・ 池にはスイレンも!
● 花を終え、次は腹、食事処を探しながら駅に向かう・・・・・