草津よいとこ~
昨年の暮れ『正月は温泉で新年を祝おう』と娘達と話し宿を探したが、既にどこも満室であきらめた。 ならば、正月過ぎて客の少なくなった頃、家族揃って温泉旅行しようと話はまとまった。 昨年末、草津温泉の宿も予約がとれた。、、、、一昨日より、娘達の二家族と私達夫婦の、三家族七人で草津温泉に行ってきた。
● 電車とバスに揺られ、情緒あふれる温泉街へ、熱い露店風呂に、綺麗に盛られた料理を食し、夜は静かに雪景色、チョイトうるさいイビキの音色、、、、こんな情景を想像し、期待して、2月3日(土)出発進行!
● 上野発10時、5両編成の特急「草津・四万1号」に乗る。 特急だが、赤羽、浦和、大宮と停まり、大宮を過ぎると、全車指定席の列車には空席がない、乗車率100%だ! 車内はカップルが多いこと、団体さんはいないね。、、、、途中、伊香保温泉のある渋川、四万温泉のある中之条などに停車したが降りる人は少ない。 9割近くの乗客はそのまま終点の長野原草津口駅まで、何だか不安になって来た。
・・・・・・・・・・ JR吾妻線「長野原草津口」駅からは、JRバスで草津温泉まで行くのだが、このバスも増発に増発をかさね、電車の乗客(数百人ぐらいか?)をピッストン輸送。、、、、大きなキャリーバッグの人もいる、『そうだ春節だ!』(嫌な予感がした)
● まずは「湯畑」を見に行く。 ナント、人の多いこと! 家族連れ、カップル、そしてインバウンド、コリャまいったね! 飲食店は全て行列、まんじゅう屋まで行列。 湯畑の脇で行われてる「湯もみショー」も1時間待ちの行列、あきらめて翌日来ることにした。
● 湯畑を見下ろす高台には、白根明神の別当寺として正治2年(1200)に草津領主湯本氏が再建したと言い伝えられている、真言宗豊山派の密教寺院である草津山光泉寺がある。、、、、行基建立の薬師堂は古くから日本三大温泉薬師の一つとして著名であった。東の草津、西の有馬は吾が国の温泉の二大双璧でこれに山中の湯、城崎の湯、道後の湯のいづれかが加わって日本温泉三大薬師と呼ばれたそうだ。、、、、草津の観光名所の一つ、多くの観光客が参拝する寺と思われる。 観光客の浄財で建てたのか(?)、昨年落成式をしたらしい新しい五重塔もある。
● 草津は湯量豊富な温泉場、当然、外湯(共同浴場)も数多くある。 写真は、白旗の湯、御座之湯、地蔵の湯
● 今宵は湯畑に近い、明治35年創業の「昔心の宿 金みどり」でお世話になる。 部屋数は少なく、静かな佇まい、きめ細やかなサービスが魅力の老舗旅館は、心静かにゆっくりとくつろぎたい人にぴったり。(草津温泉人気の宿にランクインしてるそうだ)、、、、料理は間違いなく美味しい。 風呂は熱々。 泊まって満足!、、、、(料理・部屋・風呂などは、勝手にホームページを見てね)
● 夕食を食べた後は、幻想的な光に包まれる夜の湯畑、、、、夜は寒い、宿へ戻って風呂に入り直しだ!
● 二日目、今日はチェックアウトし、昨日見ることができなかった「湯もみショー」をみる。 “草津”と言えば、湯畑に湯もみショー。 見ておかないと話しにならぬ!、、、、50歳前後と思われる、ガールズグループによる“草津節”、“草津湯もみ唄”をジックリ聞いて、次は湯もみの実演。 約30分、一人700円のショーでした。
● 湯畑から「西の河原通り」と呼ばれる小路を歩き「西の河原公園」に行ってきた。
・・・・・・・・・・ 西の河原通りは鎌倉の“小町通り”や江の島に、観光客の雰囲気が似てる。 両側に飲食店・土産屋・饅頭屋・旅館が並び、観光客がゾロゾロ。
・・・・・・・・・・ 西の河原公園は、園内の随所から湯が湧き出し、湯けむりが立ち、川となって流れてる。 大露天風呂あり、足湯あり、稲荷神社もあり、一風変わった公園だ。
● 長野原草津口駅から帰りの特急で上野まで。 昨日は気づかなかったが、改札の頭上に“春節”を意識したと思われる赤い提灯が、ここは日本の草津だ! 何か変だな!(これもオーバーツーリズムの一種か?)