白石 まち歩き
昨日は鎌先温泉に泊まり、今日(11月15日)は在来線の白石駅まで送ってもらい。 白石駅から、白石城(昨日見学済み)を囲むように、街をブラブラしながら新幹線の白石蔵王駅まで歩いた。
● 東北本線の白石駅は、明治20年(1887)12月15日に開業した。 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。 ホームの脇には待避線・留置線がある。、、、、令和4年度の1日平均乗車人員は2,452人である。 白石蔵王駅の1日平均乗車人員:約700人の3.5倍程である。 白石駅は市の中心部にあり、地元住民の通勤・通学に利用される在来線に強みがあるようだ。
・・・・・・・・・・ 白石駅の駅舎は一昨年(2022)に「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に認定されている。 “DOKOMOMO”とは、1988年に設立された近代建築の記録と保存を目的とする国際学術組織(日本では日本建築学会の中にWGがある) 白石駅舎(設計:日本国有鉄道仙台鉄道管理局 竣工:1959年)は、全国から選定された約280件の近代建築の一つである。、、、、駅前広場に面して横長に建つ駅舎の全体は端正なプロポーションで整えられていて、外壁面に表れている細い黒い鉄骨がファサードにリズムを創り出し、待合室と事務室の境界の部位に張られた大谷石がアクセントになっているほか、建設当時から残存する駅名標も特徴的である。(認定理由から一部抜粋)
・・・・・・・・・・ 白石駅の1番線ホームには、明治20年(1887)に建てられた煉瓦造りの油倉庫(ランプ小屋)が残されている。、、、、平成20年(2008)に、鉄道関連グッズのギャラリー「れんがの油庫」として公開し、国鉄時代の駅名標や時刻表が展示されているとのこと。、、、、歴史を感じる可愛らしい建物で、じっくり見てると味もあるね!
● 白石駅前から西に向かって(白石城に向かって)300m程歩くと、チョイト古びた町家建築がある。 門には「壽丸屋敷(すまるやしき)」と記されてる。 町の中心に位置する屋敷は、かつて豪商が商いをしていた、国の登録有形文化財の建物だ!、、、、門の前には、ゴチャゴチャと内部で展示している催しの御案内が、妻は興味津々『人場無料、入ってみよう!』、、、、現在の建物は、明治から大正にかけて建てられた店蔵や母屋を活用し、白石和紙の作品・手作り甲冑・写真などの展示、イベント会場として活用しているそうだ。 今日は写真展・白石和紙展を開催中。
・・・・・・・・・・ ひととおり展示物を拝見し、門を出たら呼び止められ、再び屋敷の中へ、縁側で夫婦そろって写真のモデル。 撮影時に光を反射させるレフ板まで向けられて、緊張、緊張、金鳥蚊取りでナオ緊張!、、、、旅行のいい思い出になりました。
● 市内を流れる堀に沿って、白石城の周辺を散策、、、、清らかな水の流れる堀、塀が続く屋敷、見上げれば白石城、どれもこれも歴史ある城下町の風情を感じる
・・・・・・・・・・ 堀沿いに「片倉家中 旧小関家武家屋敷」がある、、、、吉永小百合も訪れた武家屋敷、私達も小百合にあやかり入場。、、、、白石城主片倉家の家臣小関家の屋敷で、享保15年(1730)の建築。 平成3年(1991)に白石市に母屋、門、塀が寄贈されたのを機に創建当時の姿に復原された。、、、、武家屋敷と言えども、ピンキリで、ここの屋敷は2LDK程の大きさだ! 質素な造り!!
● 今日も昼食はう~めんにしよう!、、、、ところで、温麺(うーめん)とは、素麺(そうめん)の一種で、白石市で製造される特産品。 白石温麺とも呼ばれ、「うーめん」あるいは「ううめん」と仮名で表記されることも多い。 一般の素麺は生地を延ばす際、麺生地同士の付着防止と表面の乾燥を防ぐために油を塗る。 一方、温麺は油を用いないでうち粉(でんぷん)を振りかけながら製麺するのが特徴。 椀に収まるよう、長さ9センチメートル程度で束にして売られることが多い。 醤油や味噌で作った汁につけて食べるのが一般的。 熱くしても冷やしても食べるが、夏に冷して食べるのが主流の素麺とは異なり、温麺は通年で食べられている。 私は冷やして食べる方が好きだ!、、、、茅葺屋根の古民家を生かした食事処で、伝統の“手延”白石温麺を食す。 美味しかった!
● 市内を歩き、う~めんも食べ、これより白石蔵王駅に向かう。 東北本線の踏切手前に功徳山当信寺があった。 当信寺の山門(国登録有形文化財)は白石城の二ノ丸大手二ノ門を移築したもの。 木造入母屋造りの本堂も国登録有形文化財です。、、、、静かな境内では、歩き疲れも忘れ、一刻、歴史も感じられgood!
● 白石蔵王駅に到着、、、、土産にう~めん、こけしも買って、重いリックに思い出詰めて帰ってきました!