兵庫県

2025年4月11日 (金)

うすくち醤油と素麺の街

雨になったら姫路城見学も辛いので、11日は予備日として残しておいたが、昨日姫路城見学が無事終了し、『さて今日は何処へ行こうか?』、、、、、妻は神戸へ行こうと言ったが、私の希望で姫路市の西隣、たつの市(以前は龍野市)の中心地、龍野の街をブラブラ散歩することにした。

龍野の街は、、、、、市中心部“龍野町”には武家屋敷や白壁の土蔵が今も残っており、龍野藩5万3千石の城下町の面影から「播磨の小京都」と呼ばれている。 市名は周辺の街と合併したことで「たつの市」と呼んでいるが、駅名は「竜野」、歴史的固有地名は「龍野」である。 古文書によれば、龍野の由来は野見宿禰が揖保郡(現:たつの市)で没した際、出雲から多くの人が来て、揖保川の石で墳墓を作るため野に立ち並んだという故事から「立野」と呼ばれ、「龍野」に変化したとされている。 



● 姫路駅からJR姫新線(きしんせん)に乗り、4駅目「本竜野駅」で下車する。、、、、、姫新線は、姫路駅から中国山地を走り津山駅を経て、岡山県の新見駅に至るJR西日本のローカル線である。 ローカル線と言っても、朝の通勤通学時間帯は20分間隔ぐらいで、2両編成の列車が運転されている。 ほぼ満員状態であった。、、、、、本竜野駅はたつの市の代表駅である。 昭和6年(1931)12月23日、鉄道省姫津線(当時)余部駅 ~ 東觜崎駅間の延伸に伴い開業した。 2010年(平成22年(2010)に現在の橋上駅舎(総工費約11億円)が使用開始となる。 相対式ホーム2面2線を有し、列車交換可能な橋上駅。 直近の1日平均乗車人員は約2,000人である。
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・・・・・・・・・・ ホームの脇には、童謡「赤とんぼ」の作詞者の三木露風の出身地ということで、歌詞を彫った銅像がある。(街を歩いて解ったことだが、赤とんぼの歌詞、銅像などは、龍野の街の至る所に見ることができる)
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・・・・・・・・・・ 朝9時30分の営業開始を待ち、駅の観光案内所で龍野の見どころ、散歩ルート、食事処など一通り教えてもらい。 ブラブラ街歩きの開始!、、、、、本竜野駅は揖保川の東側にあり、龍野橋を渡り揖保川の西側(城下町)へ向かう。 駅から徒歩15分程の龍野橋までは、たつの市に本社を置くうすくち醤油の代表的メーカであるヒガシマル醤油(株)の本社、工場などがある。 揖保川沿いに、社紋のデザイン「東に丸」を掲げた工場も見える。 
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● 龍野橋を渡ると、そこは龍野の城下町(国の重要伝統的建造物群保存地区)である。 道沿いに歴史ある建物が細長く並ぶ宿場町とは違い、ここは面的に広がりある城下町全体が保存地区となっている。、、、、、龍野藩五万三千石の城下町である。 江戸時代から昭和戦前期までに建てられた建物が今なお残されており、白壁や町家造りの建物が多く残る町並みで、「播磨の小京都」とも呼ばれてるそうだ。、、、、、老舗の和菓子屋さんで名物“醤油まんじゅう”と練羊羹を味わう、美味い!、、、、、“小京都”なのに外人観光客は見当たらず、静かに街並みを散歩でき、すてきな街だ!
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● 伝統的な街中に残る「うすくち龍野醤油資料館」(国登録有形文化財)を見学、、、、、昭和初期の建物は元ヒガシマルの本社だった、現在は400年の歴史がある龍野の醤油造りを解説する専門の資料館。 入館料は、ナント10円!
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● 「うすくち龍野醤油資料館」の近くにもう一つ文化財がある。、、、、、その建物は「醤油の郷 大正ロマン館」で、龍野醤油同業組合が大正13年(1924)に建設した旧組合事務所である。 敷地内の旧醸造工場とともに国の登録有形文化財に登録された。、、、、館内はギャラリーとして利用され、本日はイラスト作家の個展が開かれていた。
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● 童謡「赤とんぼ」の作詩者:三木露風の生家は、龍野城の埋門(うずみもん)前にあり、明治4年頃から明治22年の間に建築されたものと推察されている。 露風は明治22年(1889)6月23日にこの家で生まれた。 露風が6歳の時、両親が離縁し、母親は弟を連れて実家の鳥取に帰ってしまい、露風も祖父の家に引き取られました。 この生家は、露風が母と過ごした思い出が残る大切な場所である。、、、、、平屋、8帖3間、4.5帖1間の小さな家である。 今流に言うと“3LDK”だ!

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● 三木露風の生家前から、龍野城へ向かう。、、、、、龍野城は、鶏籠山(けいろうざん)山頂の山城と麓(現在地)にある平山城の2期に分けられる。 山城は約500年前、赤松村秀によって築かれ天正5年(1577)豊臣秀吉に開け渡された。 その後平山城となり数回の城主交代の後、寛文12年(1672)に信州飯田から脇坂安政が入封した。 龍野藩は明治初年まで続き、城主では赤穂城請取りの脇坂安照などがいる。、、、、昨日見た姫路城とは“雲泥の差”。 遺構として残っているのは石垣のみ、天守は元来無く、御殿、武具櫓、隅櫓、埋門が再建されている。 でも、桜は姫路城に負けず満開だ!
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● 城を見て時刻は12時、昼飯だ!、、、、、観光案内所のお姉さんが教えてくれた「そうめん処 霞亭」で冷やし素麺をいただく。、、、、、たつの市内を南流する揖保川の中流域は、約600年の歴史を誇る手延べ素麺「揖保乃糸」の生産地である。 今回の旅では行かなかったが、市内には「揖保乃糸資料館 そうめんの里」という観光施設もあるらしい。 (素麺つゆはヒガシマルかも?)
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● 食後の運動は、城の西に位置する熊野神社詣で。、、、、、賤ヶ岳七本槍が一人脇坂安治公を祭神とする神社。 安治は龍野藩の脇坂家初代ということで祀られていると思われる。 脇坂家では、十代安董(やすただ)は外様大名でただ一人老中になった傑人。 十一代の安宅(やすおり)は寺社奉行となった。、、、、神社は山麓にあり、階段を上り、また階段を上り、さらに階段を上り、疲れ切ったところで再び階段を上り、社殿に出た! 小さな社殿だ!
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・・・・・・・・・・ 神社から「文学の小径」と名付けられた桜道を下って城下町へ向かう。 桜は散りはじめた!
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● 静かな城下町を抜け、本竜野駅から姫新線で姫路駅に戻り、今回の旅行は終了。
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2025年4月10日 (木)

これぞ 世界遺産

先月中旬、妻が『国宝の姫路城を見てみたい』と言い、この10日・11日、一泊二日で夫婦で行くことにした。 彼岸に入り夫婦ともに風邪をひき、さらに一週間ほど前から“当日の天気は雨”との予報があり、旅行に行けるか否か不安であったが、思いで残る素晴らしい景色を堪能することができた旅行となった。


● 老々の二人旅、無理をしないよう、東京8時45分発の新幹線でのんびり出発! 3時間後の11時48分姫路着。 初めて降りた姫路駅は、2000年代に高架化事業が進められ、在来線は島式ホーム3面8線と下り通過本線1線、新幹線は島式・相対式ホーム2面3線および上下通過本線の構成となった。 高架化に合わせ駅舎も変わり、屋上からは姫路城を見渡せる大きな駅ビルとなっている。、、、、駅舎出入口の正面からメイン道路が伸びその先には姫路城が見える。 観光客で混雑する雑踏もなく、国宝の姫路城が出迎える、その景色は素晴らしい!
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● 駅から徒歩15分程で、姫路城の入口である大手門へ到着。 石垣に沿って約1600本の桜が咲き、今や満開。 姫路城は見たかったが、さらに桜の咲き誇る姫路城が見られるとは、来るまで想像していなかった。 想うに、日頃の行いが良いので神さまがご褒美に見せてくれた景色だ! 堀の外や城内の各所の桜は、“今日が最後”と咲いていた。 どこから写真撮っても桜が必ず映ってしまう、嬉しい悲鳴!
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・・・・・・・・・・ 別名「白鷺城」と呼ばれる姫路城は、「平成の修理」によって大天守の保存工事が完了し、世界遺産、国宝としての価値をより高めた。 6層の大天守に上り、日本最高峰の木造建築をより身近に接し、完成度の素晴らしさに驚き、ビックリ、Wonderful!
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・・・・・・・・・・ 姫路城に来て驚いたのは、海外の観光客の多いこと、特に欧米系の人と思われる外人が半数以上だ! 私の住む浅草では、中韓を含む東南アジア系の外人で7割ぐらい占め、欧米系は3割ほどと思えるのだが。  東南アジアの観光客は、身近な日本、桜の日本、買い物の日本を楽しんでいるので、桜の名所、大都会に集中している。 それに比べ、欧米の観光客は、“世界遺産巡り”など、世界中の著名な観光地巡りを楽しんでいるようだ。
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・・・・・・・・・・ 良い思い出ができ大満足の二人。 
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● 姫路城を見たあとは、姫路市の芸術文化振興を目的として昭和58年(1983)に開館した「姫路市立美術館」にお立ち寄り。 地元の医者・國富奎三が集めた近代西洋美術コレクションを、拝見する。、、、、、、姫路城跡の一画に建つ、赤レンガ造の美術館は、姫路陸軍兵器支廠(のち第十師団兵器部)の西倉庫として明治38年(1905)に建築、大正2年(1913)に増築されたものである。 敗戦後に姫路市役所として利用したのちに美術館として再生利用された。 建物は陸軍省技官の宮本平治、井田熊吉の設計で、煉瓦造2階建、日本瓦葺、切妻屋根を有しL字型に2棟を接続した配置となっている。 平成15年(2003)には国の登録有形文化財に登録された。
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● 今宵のお宿、ホテルの部屋から望む姫路城、、、、、、Good night!
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